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unknown quantity〜未来への道〜
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unknown quantity〜未来への道〜-1

時は未来。新和歴(しんわれき)20年。“無神 聖魔”によって平和を築かれた世界。大規模な戦争はないが小規模な戦争はあった。
しかし、“無神 聖魔”や“天城 奏真”らによって直ぐに解決される為に人々や神々、冥界神、獄界神はそれなりの平和で暮らす事になった。
だが、3年前に突然変異した動物や植物によって人々は殺されていく。それは“真実の事件”と“均衡事件”による影響だった。
“無神 聖魔”や“天城 奏真”は解決法として“ハンター”を再度立ち上げることにした。また世界を平和にするために‥‥。
資格は高校生1年からである。そして、“世界狩人実行委員会”を作った。総帥は“天城 奏真”の実母の“天城 紗緒梨”だ。後ろ楯に奏真がいる。



そう、これは“ハンター”を目指す少年のお笑い…いや、情熱の話だ。たぶん。



‐新都市、統京都中心区真道市‐

東京都と同じように細長く建物が並び、従来の都心の雰囲気を醸し出していた。だが、車や電車が宙に浮くという発展があった。
“魔法石”による浮力で物を浮かす事に人々は力を入れた結果だろう。“魔法石・マジックペブル”は“無神 聖魔”が作った物で一般的に売られている。
少々値が張るが価値があるから、仕方ないかもしれない。裏で取り引きはされる事はない。それは正式な手続きが必要だからだ。
悪用されると“マジックペブル”はその力を失うようになっている。もちろん、上手く悪用しようとしても使用する際に爆発するようになっている。
そして、ここ真道市(しんどうし)にある“狩人教育学部学校”。通称、“狩学(かりがく)”と呼ばれる所に一人の少年が立っていた。
ここは第一号の狩学なのでかなり大きく、幻光館学校の3倍、いや、それ以上の大きさだった。当然、校庭も広い。
少年はその真ん中に立っていた。周囲の人々は少年をバカにしたような目で見ていた。当然である、バカなのだから。

「……ここが狩学か〜。さぁて、絶対“無神 皇希”みたいになってやるぞ〜〜〜!!!」

少年は大声で言った。周囲は少年をバカにしたような目から悲しそうな目になっていく。

「……何、言っているんだ!?」

〈ゴン!〉

少年の後ろに現れた少年が頭を剣で殴った。もちろん、斬らないように殴った。少年は不意の攻撃で前方に倒れた。

「……ホントよ。私たちも恥ずかしいじゃない。アンタらしいけど。」
「…大丈夫ですか?宗也(ときや)さん?」

更に後ろから2人の女子が歩いてくる。

「…だ、大丈夫だ!月都(つきと)の攻撃ぐらいじゃあ、俺は死なないぜ!」

と言いながらも、宗也はフラフラしながら立ち上がる。

「…流石だ。頑丈なのはお前の体質だからな。それなら死なないかもな。」

月都は笑いながら言った。少女たちも宗也が大丈夫なのを確認すると笑う。


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