投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

unknown quantity〜未来への道〜
【その他 その他小説】

unknown quantity〜未来への道〜の最初へ unknown quantity〜未来への道〜 4 unknown quantity〜未来への道〜 6 unknown quantity〜未来への道〜の最後へ

unknown quantity〜未来への道〜-5

「月都、菜津未、雪江…お前らもか?」
「そういうお前も?」
「ああ。」

宗也は服を脱ぎ、背中を露にする。そこには【真】と書いてあった。月都はそれを見ると背中を露にする。【死】が刻まれた背中を。
2人の背中を見た後に菜津未は背中を露にする。【欲】という言葉が書かれていた。最後に恥ずかしそうに雪江が背中を露にする。【愛】が書かれていた。
この文字は確かに“刻印”だった。5つ全ての“刻印”が揃うという素晴らしい光景になった。

「…“刻印”は基本的に不死の力を持ちます。貴方たちは軽い怪我をしたら直ぐに治りますよね?」

奏真は優しく聞くと、4人は首を縦に振った。しかし、宗也は首を振らなかった。

「……宗也くん。君は皇希さんや僕と同じ【真】だ。他の“刻印”と同じようにはならない。その事を覚えててほしい。」

宗也は驚きを隠せない表情で頷く。

「……まぁ、“ハンター”になる皆さんは追々説明されます。では、解散します。AからGクラスの皆さんは担任になる教師の人の指示に従ってください。」

座っていた人々が教師の人の指示を聞き始めた。そして、体育館から出ていく。

「……ふぅ。母さんがやるはずたっだのに。」

奏真はため息を吐く。そして、マイクを脇から来た男性に渡すと舞台から降り、5人に近く。


「…麻里香。嫌かい?彼らとは。」

奏真が笑顔で聞く。

「…理由は解りました。でも、何故私が聖魔お父さんと前線で戦えないのですか?」

麻里香が奏真を睨むように見ながら言った。

「…その強気だね。まるで、昔の聖魔そっくりだよ。あはは。」

奏真は軽く笑いながらも答えた。

「…奏真おじ様。笑い事じゃありません!」

麻里香は怒る。

「…しかし、その強気が命取りになる。皇希さん以外に本当の強さを手にした者はいない。それは聖魔さえも同じことだ。」
「!!」

奏真の真剣な顔つきに麻里香は動揺した。

「…あの〜、俺たちはどうすれば?」

宗也が奏真に聞いた。

「ん?…ごめん、ごめん。すっかり忘れた。……じゃあ、僕の後に付いてきて教室に案内するよ。」

奏真は歩き始めた。4人は追うように歩く。麻里香は俯き歩こうとしなかった。納得出来てないのだろう。

「……麻里香だっけ?何か事情あるんだろうけど行こうぜ?ここで悩んだって意味がないぜ?」

宗也が気が付き、笑顔で言った。麻里香は宗也の顔を見ると喋る。


unknown quantity〜未来への道〜の最初へ unknown quantity〜未来への道〜 4 unknown quantity〜未来への道〜 6 unknown quantity〜未来への道〜の最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前