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社外情事?〜気晴らしの酒と思わぬ睦事〜
【その他 官能小説】

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仮装情事。〜鉄の女と人気レイヤー〜-14

「…実はディーンの衣装があるんだ…身長は大体同じくらいだし、男性用を視野にいれた作りにしてあるから…着てみてくれないか?」


それから、数分。
今度は私が待たされる番。寝室の扉を開けて、ドレススカートを外す準備をしながら彼の着替えを待つ。
ちゃんと着られるだろうか、なんて事は考えない。私と哲也の背丈は同じくらいだし、わざわざ男性用に合わせたのだから、きつすぎて着られないなどという事はないはず。着られなくても、ボタンを外せば着られるだろうし、下の方は……

「京香さん」

…っと、来たか。
私は振り返った。向けた視線の先には、渡しておいたディーンの衣装を着た哲也がいる。見た感じ、サイズが合わなかったという事はないようだ。
「…本当にサイズぴったりですね…」
「苦労したよ……らしさを出すために、わざわざサイズを大きくしたりして…っと、そういう話は後だな」
私は、ディーンの衣装が意外と似合ってる哲也に再び、妖しい笑みを見せる。
今度はたじろがない。もう逃げる心配はしなくても良さそうだ。
そのまま、しばし見つめ合う。

「…貴方を、くださいませ……ディーン」

最初は、私。

「ああ……わかったよ、エイナ」

そして、彼。

「もう我慢ができませんの…だから…」
立ち上がりながら、ドレススカートを外した。外されたそれは、足を滑り床に落ちる。それを跨ぎながら、私は彼の前へ。
「…今すぐ、来てくださいませ…」
言ってから、彼の背に両腕を回す。すると、彼は私の髪を梳きながらキスを落としてくれる。
ああ…恋人に対する「ディーン」の癖だ。
「うふふ…くすぐったいですわ」
「…そうか……なら、今度は気持ちよくする」
ディーンは僅かに笑い、腕を私の腰にそっと回す。
そして、彼はかするように私の胸を撫でた。
「…ん…」
僅かに漏れる甘い声。
「エイナ…この程度で声を上げては駄目だろう?」
軽く触れただけで声を上げてしまった私に対し、ディーンは微笑を浮かべながら囁く。
でも、「駄目」と言われてもこらえる事などできない。私は熱っぽい視線と笑みで彼に告げる。
「…だって…貴方に抱かれているかと思うと気持ちが高ぶって…」
「……なかなか、嬉しい事を言ってくれるね」
するとディーンは、私の額に自分の額を当てて、感想をこぼしてくれた。
が。
「…だけど、最初からそんな事を言わないでほしい」
不意に、にやりと笑う。
「もっと声が聞きたくなって、つい意地悪をしてしまう」
瞬間、むにゅ、と胸を揉みしだかれた。声こそ上げなかったが、軽く体が反る。
「…もっと聞かせてほしい…君が俺を感じて喘ぐ姿を…」
そのタイミングで、ディーンは私を押し倒した。私は背中からベッドに倒れ込む。
「んはぁっ!」
直後、足の付け根の辺りにじんじんするような快感が生まれた。
「…このくらい濡れていれば、きっと大丈夫だ」
快感に頭がぼんやりしながらも、その言葉に下を向く。すると落とした視線の先には、私のショーツを脱がせながら蜜の源泉を指でなぞり、濡れ具合を確かめている、嬉しさと安堵の混じった笑み。
当然、ディーンのもの。
彼は指についた淫らな蜜を逡巡なく舐めとると、ベルトの留め金を弄り、外す。それから、もどかしそうにズボンを脱ぐ。
上着は脱がない。多分、脱いでる時間すら惜しいのだろう。
それは私も同じ。ドレスもビスチェも、いちいち脱いでいられない。
と、そんな事を思っているうちに、私の目の前でズボンが床に落とされた。次いで、下着も脱ぎ捨てられる。
後に残ったのは、ひくひくと小刻みに震えながらそそり立つ、逞しい男根。


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