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secret feeling
【姉弟相姦 官能小説】

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secret relation-2

ただいま…」
「あら、早かったわね。てっきり祭の終わりまで居るのかと思ってたのに」
母さんがパジャマ姿でソファーに横になり言う。
「そのつもりだったんだけどね…」
こんな気持ちで祭を楽しめる訳無い。
この前のことは遊びだと思ったろうか?俺が好きなのは茉音だけだよ…。

風呂へ入って部屋へ戻る途中、ふと茉音の部屋の前で足を止めた。ドアノブに手をかけようとしたが躊躇い、やめた。勉強、してるんだろうな…。
暗い気持ちで部屋に入る。ベッドに転がっても落ち着かない。しゃーねぇ、風にでもあたるか…

 ―ガラッ―

一歩外に出る。流れる風。昼間やかましく響く蝉の声は無く、微かに秋の虫が鳴いている。早いな…

―かたん―

音?視線を移す。
「…姉…ちゃん…」
そこには部屋の戸に手をかける茉音の姿があった。
彼女は急いで中へ入ろうとした。
「待て、待てよっ」
俺は素早く彼女の手を取り引き寄せる。
「姉ちゃん…あのな…」
「分かってるよ…」
俯いたまま茉音が言う。
「単にヤりたかっただけなんでしょう?終わった後、言い訳が見つからなくて好きだなんて嘘をついたんでしょう?」
苦しくて、俺は抱きしめる腕を強めた。
「違うんだ、茉音、違…」
「どこがよぉ…」
声が震えている。茉音…?泣いてる…?
「さっき楽しそうに手、繋いでたじゃん…あのことがあってから話かけてもくれないじゃんか…」
…え?どういうことだ?まさかそれって…
「あたしばっかり…あのことが気になって仕様がないのはあたしだけなんでしょ?」
…ヤキモチ…?
「ひどいよ…理輝のこと気になって仕方ないんだもん。意識しちゃうんだもん。駄目だって分かってるのに、もう一度って思っちゃうんだもん」
「ばっかやろ…」
言葉が見つからない。喜びと感動で胸が押さえ付けられる。
「俺はずっと、ずっと茉音が好きだったんだ…茉音だけなんだよ…」
「ばかって言うなぁ…」
茉音の手が俺の服を握る。あまりにも可愛いくて額にキスをしてやった。

「なぁ…」
「なに?」
茉音を抱きしめたまま耳元で囁く。
「さっきもう一度したいって言ったよな…?」
「…知らない」
恥ずかしそうに茉音は俺の胸に顔を埋めた。
「あれ?言ったろ?俺聞いたぞ?」
小さく頭を横に振る。俺はクスリと笑う。
「しよっか…?」
「……ん…」


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