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社外情事?〜気晴らしの酒と思わぬ睦事〜
【その他 官能小説】

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社外情事?5〜難航のプレゼントとこめられたコトノハ〜-1

ショーウインドウ。
その中には、
きらびやかなアクセサリー。
上品なドレス。
高そうなブランド品。
それらをじっくりと眺め、ため息をつきながら後にする者が、一人。

「…はぁ…」

倉本 誠司である。
彼は、数々の高級品を取り扱う百貨店の中を歩いているのだ。
「…うぅん…」
苦悶ないしため息とともに。

その原因は単純にして明解。交際相手である霧澤 玲のための、プレゼント選びである。
ほんの1ヶ月程前まで交際相手などいなかった彼は、近々やってくる「クリスマス」が、付き合っている者達にとってどれだけ重要なのか、すっかり忘れ去っていた。そのため、玲の独り言をきっかけにその事を思い出した時、すっかり慌ててしまったのだ。
「プレゼントを選ばなければ」と。
しかし、玲とは付き合ってまだ1ヶ月。普通なら交際期間の前にも付き合いがあるはずなのだが、この二人はその付き合いがない状態で交際を始めている。
故に、本当の意味でもまだ1ヶ月。互いの好みや趣味を把握するには、いささか難がある。そのせいか誠司は、「玲がどんな物を贈られれば嬉しいか」がわからない。そして散々悩んだ結果、とりあえず休日に、いろいろと揃っている百貨店に来て、また悩んでいる、という具合である。

「…ふぅ…」
側頭部をかき、再びため息。迫る人の群れをよけながら、誠司は考え込む。
(…とりあえず来てみたはいいけど……どうすればいいんだろう…)
歩く。人にぶつからないよう、ゆっくりと。
(女性にプレゼントなんて、した事ないし…)
小走りで移動してくる人をかわす。
(…高いものとかは、俺の手には届かないからなぁ…)

死角から現れた影に、ぶつかってしまった。

「うわっ」
「きゃっ」

誠司はよろけたが、その場で踏みとどまった。しかし、相手の方は完全にバランスを崩したらしい。尻餅をついて「んっ」と更に声を上げる。
「っと…だ、大丈夫ですか?」
その声に少し慌てる誠司。彼はぶつかった相手を倒してしまった事をすぐに悟り、助け起こそうとして手を差し伸べた。
「あ…ありがとうございます」
すると相手は、若干怯える素振りを見せた後、俯き気味だった顔を上げる。
「「あ…」」
そして、同時に声が漏れる。
直後――


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