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sweet chocolate
【幼馴染 恋愛小説】

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sweet chocolate-4

――ゴツッ――

「いてっ」

頭に固いものが当たった。かなり痛い。
頭を擦りながら振り返ると、涼しげな目をした朱李の姿。右手は拳。

くそ、お前かよ。

「ハゲじいが後で職員室来いってよ」

「ふーん」

絶対行かねー。
だってお前、今日は何の日か知ってるか?

今日は…そう、今日は!!

バレンタインデイ!!

年に一度、緋色の甘い甘い手作りチョコが食べれるというステキな一日!!

何が悲しくてハゲじいの為に貴重な昼休みの時間を削らないといけねーんだよ。

ハゲじい無視。 はい決定。



オレ達3人はいつも屋上にあるガラス張りの温室で昼休みを過ごす。
温室だから、冬でもわりと暖かい。たくさんの植物に囲まれて、テーブルとイスがいくつか置かれているから、利用する生徒も多い。

オレ達の席はいつも決まってる。
一番陽当たりのいい席。
寒がりな緋色の為に、オレはいつもこの席を確保する。


「あー、うまかったー」

オレは速攻で弁当を食い終える。

「ちゃんとよく噛まなきゃ」

緋色が笑う。

「バカだから、よく噛むとか知らないんだよ」

しれっと言う朱李。

ムカツク…でも今日はバレンタイン。
ふっ……チョコの為にお前とケンカするのは明日に延期してやるよ。
今日はちょっぴり大人なオレ。

「なんか笑ってるぞ、この男…気持ち悪いから離れろ、緋色」

緋色の肩を抱いて、オレから遠ざける朱李。

ムカツク…いや、でも今日は……



「はい、でわ!! 今年も昼のデザートは緋色の手作りチョコを食べてくださーい」

弁当を食べ終えた緋色が、ジャーンと2つの箱を取り出した。

「「おぉっ」」

オレと朱李の喜びの声がハモる。

「今年はね、ケーキだよー」

嬉しそうに箱を開け「はい、コレは朱李に」中の皿に乗ったケーキを手渡す。


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