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私の涙、いくらですか?
【純愛 恋愛小説】

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私の涙、いくらですか?2-2




面接日当日。


私は今バスでバイト先に向かっている、はずだ。


(これ、おかしくない?)


バスに揺られながら、私は硬直する。


(えっ?絶対おかしいって…どこに行く気ーーー!?)


そのバスに同乗している人は誰もいない。

崖沿いの道路をカーブしながらぐるぐると登っているだけだった。


有り得ない!!


どうしてバイト先がこんな山奥なのよ?崖に囲まれてるのよ!?


私は高い所苦手なんだからーーーーー!!


そして、大体知り尽くしていると思っていたこの町に、こんな山があったことに、世の中の広さとついでに高さを感じた。


自給と条件の良さも納得できる。


(こんな所、誰も働かないでしょうね!!)


それが、バイト先に着く前に私が感じた第一印象だった。


「で、でかっ…」

驚きの連続。


先程のバスで精神的に追い詰められた私が、降車して見たのは異様な光景だった。


目の前に巨大な豪邸が立ちはだかっている。


白塗りの壁。沢山の柱に支えられて、数え切れない程の窓を包容した大邸宅。
それにプールまであるのが、ここからでも見える。


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