命日が誕生日１-2
私はもぅ…生物である事に疲れました…。
はぃ…私はたいして不幸ではありません。
はぃ…私はただの甘ったれです。
しかし…残念ながらヘタレな私は、つまらぬコンプレックスの１つや２つで、もぅ一杯一杯です…
ごめんなさい…父さん
ごめんね…壱羽
今から行くね…ママ…
さよなら…わたし
わたしは今、落ちている…学校の近くの５階建てのビルから、たった…今飛び下りたのだ…。
あぁ…もぅすぐ頭ぶつけてスプラッタするんだろうなぁー……
あんまり痛くないと良いなぁー……
あっ！どぅしよう…
制服じゃん！スカートじゃん……！
あぁー…下に倒れてる時、スカートめくれてたら最悪だよぉー…
せめて新しい下着にすれば良かったなぁー…
………
……………
あっ！今日確か…あの小説の続編の発売日じゃなかったっけ…!?
あぁーんもぅ!!楽しみにしてたのにぃー…
あー…読みたかったなぁ…あの後ちゃんとうまくいったのかなぁー…
お話しの中ぐらいハッピーエンドが良いよねぇ…
まぁバットエンドでも結局感動しちゃうんだけどねぇ
……。
…………
………………
私が死んでも、父さん達…ちゃんと境内のお掃除してくれるかなぁ…
汚れてたらヤダなぁ…
父さんはいい加減だし、駄目だろうなぁ…
壱羽は…まぁなんだかんだ言ってもしっかり者だし、平気かな……
…………
………………
……んーっ………
…………………………
…まだかな？…………
…………………………
ちょっと…長くない？
…………なんか………
ドンドン落ちていってるんですけど……
………………
………………
…ちょっと……
目を開けてみようかな…………………？
…でも…開けた瞬間…
地面に激突!!!!
とか最悪だし…………