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信じる者は救われたい
【コメディ 恋愛小説】

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信じる者は救われたい5-2

「いいか?よーく聞くのだ、俺と〜お前は〜ただの〜クラスメイト〜!いわば赤の他人!平行線!」

「そりゃもぅ!【びっくりド○キー】と【ド○キホーテ】くらに無関係!なのだ!!」

「故に!友達なり〜彼氏なり〜遊び相手なり〜が欲しいなら、ほら!周りをみろ!!どうだ?よりどりみどり♪盛り沢山だぞぉ?」

『うん♪んじゃりゅーとで良いや♪』

「ちっがぁーーーーーーーーーーぅ!」

『でもちゃ〜んと友達も出来たよ?』

「誰だ?」

『風音くんと雷太くん♪』

「却下!」

『ぇー…あと飛鳥ちゃん♪』

「……誰だ?……」

『だから〜飛鳥ちゃん♪黒川 飛鳥ちゃん♪』

「だから…それは誰なのだ?」

『……ゎ…し……』

「ん?」

『……私………』

「おぃパンダ?お前何か言ったか?」

『うぅん♪』

『……ここ……。』
その時、俺の制服の袖が僅かに後方に引っ張られた。

「おぉっ!!!」

俺はまたもピッチニ○ニ上等!!と言わんばかりの大ジャンプをおみまいしてしまった
(しかし…どぅしてこぅ俺の周りの輩は無音で背後に立てるのだ……)

振り返ると其処には、パンダ同様黒髪に色白…しかしパンダより背は幾分高く腰の下まではあろうかという長い髪…眉毛が隠れる位の所で切れ揃えられた前髪…何やらどこぞの怪しげな人形のような風貌…
しかし少しだけつり目の大きい瞳には、まるで今にも吸い込まれてしまいそうな不思議な魅力のある少女が立っていた…

(……黒い……なんか…この娘…黒い……そして……暗い……汗)

『……くろかわ……あすか……です………。』

(ぁぁぁぁぁ……黒い…そして……暗い……泣)

『飛鳥ちゃんも同じクラスなんだよ?知らなかったの??』

「あぁ…俺あんまり他人(特に女)には興味も意識も消して生きてるから…汗」

『去年も……りゅーととは………同じ……クラス……だったのに………はぁ……。』

(ぁぁ……黒いよ…暗いよ……そしていきなり呼び捨てだよ……おぢさん…君のペースを掴むにはそぅとぅレベルUPしないと無理そうだよ……)


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