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さぁ満月だぞ!
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さぁ満月だぞ!Act.7-1

皆さんこんにちは。
いきなりで申し訳ないのですが質問しても良いでしょうか?

彼と付き合って三ヶ月になります。
最近初めてのキスをしました。
それ以来会う度にするんですが…

いや、別にのろけている訳ではないんです。
すいません。

キス…今日本は人前でキスするのが当たり前なんで別に嫌じゃないんですけど、まぁ私は人前では嫌ですけども…
そうじゃなくて。
最近私キスだけじゃ物足りないんです。
その…エッチしたいという想いが強いんです。
自分がこんなエロい子だとは思いませんでした。
キスの後に期待する私がいるんです。

そんな経験ありませんか?


『この後どうします?』
こくんと喉を鳴らしてコーヒーを飲み干す。
『えっ?あー…どうしようか?』

午後3時デパート前のスタバでお茶中。
今日は花火大会で街は賑わっている。
浴衣を着た人が多い。
各言う私も藍色に金魚が泳ぐ浴衣を来て髪を上げている。
『まだ開始までかなり時間ありますね』

『じゃあイオンで時間潰す?』


暇潰しには本屋。
なんか学生に戻った気分だ。
私はCDデータを手に取った。

あっガックンだ
ニコニコしてる私を見て隣でバイク雑誌を読む彼が声をかける

『Gackt好きなの?』
『めっちゃ好き。HYDEやミッチーも好きだけどガックンが一番好き。』
『…ふーん』

礼は少し怒った顔をしてバイク雑誌に目を戻す。

『妃の趣味がわからない』『…礼が一番だよ。』
『あっ…えっ…あ、ありがとう』
『…とでも言うと思ったか。何反抗的な態度取ってんの?』

厳しいしつけもたまには必要。


時刻は5時30分ちょい過ぎ。

『そろそろ行く?』
『そうだね。』

流れる人混みの中はぐれないように礼に必死についていく。
すると礼はいきなり私の手を掴んだ。

『その…はぐれちゃうから』
顔を赤くして照れ臭そうに彼が言った。
私は礼のこういうピュアさが好きなんだなぁ。
顔すごい真っ赤だ。

河原に着くと屋台が列び人混みで賑わっていた。


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