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閑村の伝統
【その他 官能小説】

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閑村の伝統-4

それから、私と彼女はその日をきっかけにして関係を持ち続け、また色々なことがあった後、今では私の良き妻となっているが…それはまた別の話だ。

それはともかく、後日になって水城先生から『姫巫女祭』の全貌を聞かされた。
彼女は何度か姫巫女に選ばれていたことで、だいぶ内情に詳しくなっていたのだ。

…姫巫女祭の起源は、かなり昔の話かと思えば、ここ100年程に始めたものらしい。
村の豊穣を祈願する祭り。
その目的は方法が歪なだけで、今も全く違えていなかったのだ。
一般的な祭りでは豊穣を神に祈願したりするのだろう。
だが、この村はいるかも分からない神に頼む余裕などなかった。
そこで富裕層の人間に頼んでいたのだ。
どういうことかというと、要するに、『姫巫女』という名の生け贄を用意し、それをスポンサーに差し出すことで、『豊穣』に当たる金や食料を提供してもらうという契約。
つまりあの三人の男達も、スポンサーだったという訳だ。
因みに、姫巫女の選出も、このスポンサーが行っていたらしい。
まあ自分達が抱く女を自分達がで選びたいのは分かる。

これだけ聞くと、姫巫女は本当に体のいい人身御供だが、彼女らにもメリットはある。
スポンサーから個人的にもらえる『おひねり』があり、この額はかなりのものらしい。
そのせいか望んで『姫巫女』になろうとする女も少なくないという。
水城先生の場合は、自主的にではなく、選出された形らしい。それも16歳の時から、合計4回も。
それだけスポンサーを虜にしたという訳だ。全く大した美貌だ。


貧困の村が故に生み出された、歪んだ風習。
貧しい土地でも苦しむことのなかった理由がこれである。
村の女達が不思議と皆美しかったので、こんなことが可能になったのだろう。
なぜ美しい女がそう多いのか…それは非科学的な神秘としかいいようがないが。

私が守人になったあの時から10年。
水城先生…つまりは陽子と共に村を出てから後も、この風習は続いている。
なぜそんなことを知っているか…それは至極簡単。
今、私はスポンサー側に回っているからだ。
もちろん愛する妻の許可は得ている。
陽子は、私が他の女を抱いている姿を見るのがひどく興奮するらしい。
本人曰く、嫉妬に比例して性欲も強くなるとか。


そのため……

「や、ああ!も…だめ…!またイク!イッちゃう!」
姫巫女祭の深夜。
私は、自分で選んだ姫巫女を上から犯していた。
もうあのときのような初心者ではない。
陽子から、他の女から、徹底的に学んだ技術がある。
その技術を用いて犯された女は、完全に私の手に落ちていた。
姫巫女祭が終わった後に、個人的に会う約束も取り付けている。
現在、村一番の美人というだけあって高くついたのだ。今夜一晩で終わるつもりはさらさらなかった。

それに加えて、この強烈な絡みは一部始終ビデオに収めている。
それを後日陽子と見ながら、熱い夜を過ごす予定だ。

あの日の姫巫女祭から、私の人生は変わったといえる。
今では私も祭りを楽しむ側の人間だ。
これからも、この宴は続くのだろうな…
そんなことを思いながら、私は必死で抱きつく女の膣内に全てを解き放った。


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