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10年間の支配。
【学園物 官能小説】

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10年間の支配。(第一部、最初の1週間)-8

昼までの授業が終わり給食の時間になった。この高校では弁当ではなく給食制だ。
奈緒美は床に座りこんだままだ。
それぞれの生徒の机の上には給食当番が給食を並べていく。
奈緒美は嫌な予感がした。
(どうせ、私のとこには給食が配られないんだ。図書館にでも行ってたほうがいいや・・)
そう思ってゆっくり立ち上がったときだった。
「校長が呼んでる」
担任の声だった。
奈緒美は何も言わずに校長室へ向かった。
「よう、来たか。早速今日も命令するよ。いいね。」
「なんなんですか!?なんでみんな私をいじめるんですか?教えてください!」
奈緒美は校長の黒金に叫んだ。
「お前は私の奴隷だ、だまってろ、メス豚が!」
黒金は厳しい口調で答えた。そして続けた。
「よし、じゃあ、クラスの何人かの給食をひっくり返して来い。机と椅子を返して!って叫びながらな」
「わかりました・・」
奈緒美は悔しながらも、教室へ戻った。
奈緒美は言われたとおり叫びながら次々と生徒達の給食をひっくり返していった。
「ちょっと!何すんのよ、あんた!」
「ふざけんなよ!ボケ!」
「おい、ちょっと待てよ!」
次々と非難の声が上がる。
次の瞬間、奈緒美はそのサラサラの髪をグイっと引っ張られた。
「キャッ!」奈緒美は痛さで叫んだ。
「おい、てめェどういうつもりだ?」
髪を掴んでいる生徒が言う。
「こんなことしてただで済むと思ってないよね?」
「とことん虐めて欲しくてこんなことしたの?だったら私達も本気であなたのこと虐めるわよ。あなたが後悔
するまで虐めてあげるよ。」
「いじめられるのを望むなんてあんたも真性のMだね」
「私はいじめなんて望んでないっ!勘違いしないで!」
奈緒美が叫ぶ。
「うるせぇ!」
奈緒美はさらに髪を引っ張られ、教室の一番後ろまで連れて行かれた。
「この学校じゃあな、虐められたいやつは虐めてやるんだよ。それが個人の意思の尊重だ。」
「それを知ってて昨日のような行動したんだろ?わかってるんだよ。」
「違う!」
奈緒美が叫んでも無駄だった。
実は、この学校の生徒は実はいじめがしたくてしたくてたまらなかったのだ。
そこへ奈緒美が現れた。それにいじめを望んでいると勘違いされた。
勉強ばかりでたまっていたウップンを晴らす絶好の的に奈緒美が選ばれてしまったのだ。
奈緒美は周りに責められがら、諦めかけていた。今朝の担任の態度を思い出して思った。
(校長も変な命令ばかりするし、きっとずっと虐められる。)
奈緒美は誤解を解くことを諦めていた。
「おい!モップ持って来い!」
「よし!」
生徒達が何本ものモップを持ってきて、奈緒美の周りを囲んだ。
奈緒美は下を向いてたたづんでいる。
「覚悟しろよ。」
そう言った生徒がモップの毛の部分を奈緒美の首に押し付けた!


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