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教師×生徒=trouble
【教師 官能小説】

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教師×生徒=motion-6

巷で噂のラブホテルに、無事到着。
きょろきょろと物珍しく落ち着かない先生に。
「初めて?」
「知りません!」
ふっ。
おめでとう、ラブホデビュー!パチパチ拍手。
わかりやすいね〜、先・生っ。
早速、部屋選び。
『体育館』跳び箱もマットもあるんか!すげぇ〜。でも衛生面が心配だな〜。
『診療室』産婦人科の椅子ぅ??エっロ〜〜!刺激的なM字開脚、楽しめそうだな〜。
やっぱ評判になることあるある。
風変わりな部屋が並ぶパネル表に、わくわく。
But!『使用中』
ちえっ。
「早くしてよっ!何でもいいじゃない?」
背後で督促の声。
はいはい。
では、なんちゃって不感症で体裁重視なツンデレ先生のために…!
……やっぱ、これだな。
にやり。
ボタン押下。
ガタン、自動販売機の要領でルームキーGETして。
最高の夜にしてやるよ。



「なっ!な、な、な……に、…これっ!?」
ドアを開けた瞬間、目を射抜く驚愕!
何しろ毛足の長いピンクの絨毯が敷かれた床面以外はすべて……
―――鏡、鏡、鏡。天井まで鏡!
ムーディな照明が、部屋の異常度を和らげていると言えど!
「『鏡空間』だとさ。俺の名字にちなんで選んでみた」
「部屋を変えてよ!」
「無理」
してやったりな笑顔満面に、怒る気も…失せた。
「今後の裸のお付き合いに、初歩的としてはぴったりだろ?」
応用しすぎ!
「時間もたっぷりあるし、これでゆっくり先生のナイスバディ、拝んでやるよ」
恥辱プレイ!?
ははは、1人ご満悦な加賀美崚。
軽く眩暈、鼓膜まで寒気。
語尾のハートマークは聞き逃してあげる!
「と、とにかく私、シャワーを浴びてくるわ…」
「あ、俺も」
「あなたは後っ!」
苦笑する彼を残してバスルームに向かう。
案の定、ドアロックがない。
「ああ、もうっ!」
悪趣味ね!ここも。
床と洗面器以外はすべて全面鏡張り。ドアに至っては、枠以外ガラスだ。
肌をさらすだけでも抵抗感があるのに、こんなの…っ!
ブラックアウトしてしまいたい。
なんで加賀美崚なの?
いくら学校のためとは言え、風紀改革は生徒会を通してからにすればよかった。
自ら飛んで火に入る夏の虫、様もないわ。
あちこちから自分を不安そうに見つめ返す分身。
―――カチャ。
シャワーを浴びる、束の間の安泰は破られた。
裸体を隠そうにも隙だらけ。
私にできることは、彼を睨むしかない。
「後と言ったはずよ」
私より年下のくせに。
「嫌だ、時間が惜しい」
生意気。
「せっかちね」
心臓が甘く高鳴る。認めたくないけど。
「梓」
ぴくん、鼓膜が震えた。
「呼び捨て禁止」
「ふん、野暮だね。崚と呼べよ」
名前を呼び捨て合うほど、私らは特別じゃない…。


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