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教師×生徒=trouble
【教師 官能小説】

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教師×生徒=motion-4

放課後HRまで、あと20分。
「俺、そんなに安くないよ?」
搦めて取り込んで丸め込んでの小手先に、気づけば加賀美崚のなすがまま。
とんだ大誤算!
「あそこを貸しっぱなし、なんて冗談…じゃない!」
「ふっ、人聞き悪いな」
「〜〜〜っ!」
彼が入ってきた。強く滑らかに、…痛みもなく。
続くはずの罵倒も喉に詰まって息苦しい。
息苦しい、けど…。
「…いいっ」
あそこがきゅん。
「いいんだ?」
しまった!と禁句に気づいても後の祭り。
ぐっと重く、嬉しそうに彼が来た。
「ひっあ、あっあああぁ!」
あとはもう、何もかもわからない。
快感が、私の中を支配する。広く大きく、ぐじゃぐじゃにかき回してまっ白に。
理性と欲望が一致しない。
勝手な離反。
嫌なのにどうして……
全身で感じている。
不感症が効かない。
ぴくんぴくっ、やがて心と体が同調する。
「ま○この貸し借りなんて、そんな低俗なこと言うなよ……」
加賀美崚の呟きさえも、遠すぎて。



狙った獲物は逃さない。
なにせ、性春真っ盛り中。
一発でほだされるほど俺は甘くないからな、先生。
「『美メン's』の風紀改善?それなら先生、放課後付き合えよ」
プチ脅迫しての、ただいまドライブ中。
もちろん、行き先はベッドでオールデートさ。
「で、どこへ行けばいいの?近場は駄目よ。周りの目もあるんだから!」
ご機嫌ななめな先生を横目に。
「Z町って知ってる?」
「何とかね」
「最近、アミューズメントなラブホテルができたんだよ。高速近くなんだけど…」
「いいわよ。Z町まで行ったら細かいナビ、お願いね」
むっつりぶっつり、眉間に皺たっぷりな横顔。
ぷっ。せっかくの美人が台無しだな、先生。
でも可愛い。
運転のためか、眼鏡もあのぶっとい黒縁からフレームレスに変化。
断然そっちの方がいいけど、駄目駄目。
この素顔を知っていいのは俺だけだ!
そして、新事実発覚!
眼鏡もスーツもオーダーメイドだってさ。
(キタ――――っ!!)
心の中で大爆笑。
ツルまで幅広で昭和レトロな分厚いレンズ!お尻まですっぽり隠れた長いジャケット丈!体のラインを隠すほどのゆったりサイズ!
隙もありゃしねぇほど何?武装してんの、先生!?
「面倒くさいのよ。この顔と依代の財産諸々目当てに群がるハイエナ!年中発情期な男子校!無駄に刺激せずエネルギー消耗せず、無難に済ませるにはこれが一番なの」
うん、わかるわかる。
年中発情期は余計だが。
『適当』にあしらえばいいけど、そのさじ加減が難しいんだよな。
義理とか立場とか、いろんなしがらみもあるし。
お互い、恵まれる方もつらいね〜。



馴れ馴れしい男。
助手席にいる存在が、私の調子を狂わす。苛立てる。
今やすっかり彼のペース。
抱かれた余韻がまだ、膣内でうねっている。
そもそも風紀改善策として、加賀美崚に白羽の矢を立てたのが間違いだったかもしれない。
あの日、後先見ずな行動に出なければ。
あの時、軽はずみな決断をしなければ。
こんな展開にはならなかったのに…。
公私混同したのは私。


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