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S・S的加虐性愛嗜好
【教師 官能小説】

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S・S的加虐性愛嗜好-7

「やあぁッ! せんせ、激し……ッ、やッ……ダメぇッ!」
俺は左手でひたすらに胸を揉みしだき、右手を互いの性器が結合した部分に這わせた。
「ひあぁんッ!」
親指の腹で充血した陰核を、幾度も幾度も執拗に擦り上げる。
「や、だぁ……ッ! くりくりしちゃ、やぁ……ッ」
繋がった部分を濡らす愛液を指に絡ませて陰核を責めれば、細い首が仰け反る。
俺はその首に吸い付くと、小さく舌を出して首筋から鎖骨までをなぞった。
「やああッ! せんせ、も……イキそ……ッ」
遠慮なく腰を前後に揺らしながら、丸木田が目尻に涙を溜めて叫ぶ。
「そうか」
ぴたり、と腰の動きが止まった。
俺が丸木田の腰をがっちりと掴み、動かせないようにしたのだ。
丸木田の表情が困ったように歪む。

「ど……してぇ」
あと少しで達すると言うのに。
もどかしいと言う言葉だけでは表せない、この疼き。
「簡単にイかせるのは、面白くない」
非情な一言。
「やだあ……ッ」
泣きの混じった声色は切にその快楽の続きを望んでいた。
しかし幾ら泣けど望めど、俺はそれを許さない。
「ちょっとだけで、いいからぁ!」
「仕方ないな」
呆れた様子で俺は呟き、少しだけ――ほんの少しだけ身体を揺する。
「んはぁッ」
こみ上げる快感。
しかし、絶頂には達しない。生殺しだ。
「少しだけ、だったな」
意地悪く笑う俺。丸木田が絶望的な表情を見せる。
丸木田の細い顎を掴んでその顔を俺の顔に近付ける。
鼻と鼻が触れ合うくらいの距離で、俺は囁く。
「いいね――その顔だ」
三度目の口付けは、今までよりも軽く。
と言っても、あくまで今までと比べての軽さだ。
赤い唇に吸い付いて、殆ど形のなくなった檸檬味の飴玉と唾液を奴の口内へ注ぎ込む。
「うくッ」
丸木田は喉を鳴らしてそれを飲み込むと、口の端から溢れた唾液を無意識に舐め取った。
濡れた赤い舌が情欲を誘う。
「……イってみろ」
小さな呟きは虚ろな丸木田の耳には届かなかったか。
俺がぐん、と膣を突き上げると、丸木田が悲鳴に似た矯正を上げる。
陰核を摘み絶頂の後押しをしてやる。
「あッ、ああああああ――ッ!!」
達した瞬間、中が思いのほか強く俺のものを締め上げる。
「ッ! く……ッ」
押し寄せる射精感。俺も奴の中で果てる。
「んぅ、はぁ……はぁ……」
絶頂の余韻に身を震わせ、丸木田が呻きにも似た喘ぎを漏らす。
肩で息をする丸木田の秘所から溢れた愛液と精液が、じわりと俺のスラックスをも濡らした。
「ふん、散々よがりやがって……次はもっと俺を悦ばせてみろよ?」
「んッ」
耳元での囁きにびくっと丸木田の肩が跳ねた。
俺を見つめるその瞳は、完全に堕ちたものだった。
「せんせ、次は……いつがいい?」


「――今期の授業はこれで終わりだ。補講は掲示板に張り出しておくから、各自確認すること。以上」
終業のチャイムよりも五分程早く授業を切り上る。
係の起立と礼の号令。
今期最後の授業を終えた俺は、教室を出ていつも通り理科準備室へと向かっていた。
半月もすれば、廊下を通る度に聞こえて来た生徒共の俺に対する噂話も殆ど収まっていたが、未だに絶やそうとしない奴もいる。


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