投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

西遊々記
【ファンタジー 官能小説】

西遊々記の最初へ 西遊々記 3 西遊々記 5 西遊々記の最後へ

西遊々記A-2

***************************

「悟空、悲鳴だ!」
「・・ん・・・もうちょっと寝たい・・・」
川原での情事を終えた2人はそのまま草むらで寝入っていた。

「何をのんきなことを言ってる!?また妖怪かもしれん 行く
ぞ悟空」
そう言うなり三蔵は声の聞こえる川の中へと飛び込んで行った

「まったく・・・切り替え早いんだから・・・」
しぶしぶ従う悟空もまた 川の中へ・・・

***************************

「お楽しみのところ失礼するよ」

ゴツっという鈍い音と共に、覆いかぶさる青年の力が抜け、あ
たしはその下敷きになってしまった
わずかな隙間から見えたのは下敷き越しに見た悟空だった。

「ご・・・悟空・・・」
あたしは名前を呼んだ

「まったく世話の焼けるヤツだ・・・」
三蔵は豚耳の青年をベッドから引きずりおろし、あたしはやっ
と重さから開放された。

「こいつ八海だ・・・」
横たわる青年を見下ろし、悟空は言った。
全裸のあたしにそっと毛布をかけながら三蔵もうなずく。

「いったい なんなの!!!」
訳がわからず思わず涙がでる。
こわかった・・・こわかったよ・・・・
そんな恐怖の気持ちを必死で抑えようとすればするほど、こら
えても涙が次々とあふれてしまう。
一人ヒザを抱えて泣いていると三蔵はそっとあたしを毛布の上
から抱きしめた。

なんであたしが?
どうしてこんな目に合うの?

疑問ばかりが浮かんでくる。
けれどこれはほんの序章でしかなかったのだ。
あたしは後々狙われる訳をひしと思い知らされることになるの
だった。


西遊々記の最初へ 西遊々記 3 西遊々記 5 西遊々記の最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前