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陶酔する中で
【その他 官能小説】

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陶酔する中で-2

「やり直そうよ……はじめから……」
「……夏樹?」

私は号泣していた
あまりにも変わり果てていたためか
それとも、未来を捨ててしまった顔をしていたためか
しばらく私の泣き声だけが家中に響いていた
その後、何かが落ちた音の後、私の背中に温かいものがふれた
夫も涙を流していた
そして私を抱きしめていた

「あなた……」
「夏樹……」

そして私たちは深いキスをした
私たちは一緒にお風呂に入った
お互いの体を洗い合い、過去の汚れや心の靄をすべて流し合った
そしてお互いの体を愛撫
夫は慣れてないからか、ぎこちなく私の体を触っていった
私は慣れていたけど、処女だとバレないようにわざとぎこちなく扱っていった
それでも今までの愛撫よりなぜか気持ちよく感じられた
表現するなら純粋な愛撫
濁りもない愛撫が私の心そのものを触られているようだった
私はその気持ちよさに陶酔していた
いつしか、夫の愛撫は滑らかに動き、私の快楽も激しくなっていった
そして私は、生まれて初めて絶頂を迎えた

私は夫が結合しようとしているのを見ると、急いで妨げた

「続きは……ベッドの……上が……いい……」

私はいまだに絶頂の余韻が残っていた
私はベッドに寝ころぶと、夫を誘った
夫はそのまま自分のものを私に入れようとした

「待って!……私、ずっとあなたと繋がっていたいの」
「繋がる?」

私はあるセックスのことを思いだしていた
前に店の客が言っていたセックスのことだった
それはポリネシアンセックスというものだった

私は夫の体を舐めはじめた
夫は体を震わせていた
しばらくして止めると、私は抵抗せずに夫の愛撫を受け入れていた
私の体中を舐め続け、びしょびしょに濡れた私のアソコを優しく触ったり、舐めたりした

「あっ……あぁ……もっと優しく……し……てっ……」

私は夫に指示をしながら、愛撫の気持ちよさに浸っていた
私は絶頂に迎えないように、愛撫を調整されていた
そして、いつの間にか愛撫だけで一時間以上の時間が過ぎていた
すでに私の体全体が性体感になり、私のアソコもびしょびしょになっていた

「そろそろ……入れよっか……」
「あぁ……」

私は夫のモノを飴のように舐めはじめた
夫は少し顔を歪めながら、体を震え、大きくしていった

「私のここに入れて」

私はアソコの穴を広げた
多分夫の目には奥に愛液の水たまりが出来ているのが見えているかもしれない
夫は自分のモノを私のアソコにつけた
そして、しばらくの静寂
私は夫とキスをしながら、結合をした
ゆっくりと私の奥に入り、奥に到達したと同時に愛液がいやらしい音を出した
そしてそのまま私たちは抱き合ったままなにもしなかった
それがポリネシアンセックスの大きな特徴
ポリネシアンセックスでは性器の刺激は原則として行わない
興奮が冷めてくると、少しだけ刺激をして、興奮をまた奮い立たせる


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