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アイツ
【初恋 恋愛小説】

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アイツU-1

蓮とオレが付き合い始めて二週間が経とうとしていた。不良共に殴られた傷も癒えてきて痛みもほぼ忘れかけていた頃...
「やっほぉぉぉぉう!元気ぃぃ?」
朝っぱらからテンション高ぇオレの彼女、蓮ご登場。
「元気も元気!オレは元気だけが取り柄だからな」
「よく分かってんじゃん!リョウから健康をとったら何一つ残らないって♪」
いや、それはお前にも言えるだろ!って突っ込もうとしたがやめた。そんなこと言ったら笑顔で裏拳がとんでくる。一個の命なんだから大切にしなきゃな.「そういやさー、あたしら付き合い始めて二週間経ったね〜」
「そだなー、何かオレら恋人らしきことしてるんですか!?蓮さん!」
「いえ!全く何一つしてないに等しいですねぇ!あ、強いて言えば一緒に帰ったりとか?」
「あ〜確かに!なんか当たり前な事になってて気が付かなかった」とオレがそこまで言った時チャイムが鳴った。
「うおっ!ヤベェ!蓮、急ごうぜ!」
「ちょっと待てっつーの!か弱い女の子を置いてく気!?」
「え、誰がか弱いの?」
「ア・タ・シ♪」
「キ・モ・イ♪」
「ぐおぁ!」
ふくらはぎに蓮の強烈キックが直撃。っーかクリティカルヒット。地味に痛いのを我慢し走るオレ。
「蓮な、何かとオレを傷つけないでほしいんだけど!?」
「え?何?殺そっか♪?」
「なんでもありませーーん!っーか急がないと先生に怒鳴られる..!」
「そうなったらリョウのせいだね。罰として処刑ね。電気イスとしばり首とあと、何があったっけ?」
「え、何オレのせいなの?今の状況!」
「うん♪」
いや、♪とかいらんがな...遅れたら死刑とかオレ、聞いた事ないよ?
「まさにデットオアアライブ!!」
「デットオアアライブ!!じゃねぇ〜!このS女!」
「うっさい!M男!あ、やばいって!先生もういるよ〜〜!」
「...ホンマだ」
あ〜...どうやら生は逃げて死がお出迎えらしい。
「遅い!!お前ら二人廊下に立ってろ!!!」
「ハーイ...」

仲良く生気のない声を出して廊下に一時間も立たされた..クラスの奴らはちゃかしに来るしもう最悪だ..
「よぅよぅリョウちゃんよぉ〜!朝っぱらからあついなんて相変わらずラヴラヴしてますな〜」
....やっぱ来たか、おせっかいでオレの親友、正也。
「うっせータコ!瞳ちゃんと正也君には負けますって!!」
「当然だ!イカ!俺と瞳は世界の中心で愛を叫んだカップルだからな!」
「な訳ないでしょ〜!」
..いたんだ。ちょっとおっとりしてて今正也に抗議したのが瞳。突然の登場にびっくりしつつお互いあいさつ。
「瞳じゃん!正也とはうまくいってるかーい?」
「もう〜、ちゃかさないでよ!」
そう言い顔を真っ赤にしている。瞳らしいっちゃ瞳らしいな。
「そういや蓮は?」
「蓮ちゃんならさっき教員室に入ってったけど〜?」
「彼氏なんだから蓮がどこに行ったかセンサーでも付けとけばいいんじゃん?」
アホな正也はほっといて瞳と話を続けよ...
「なんで?呼び出しか?」
「さぁ?そこまではわからないけど...」
「そっか!センサーとあと盗聴器だな!それを蓮に付ければいいんだよ!リョウ!」
「ぬあ〜ウゼェ!!てめーは少しシャラップしてろ!!」
「あ、おかえり〜蓮ちゃん!」
あ、蓮だ、どうやら教員室から無事帰還してきたみたいだ。でも何か顔が暗い...無事じゃなかったのか?


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