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僕………です。
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僕………です。-1


教室
朝8時20分


《カシャッ!》

「・・・」

《カシャッ!カシャッ!》

「・・・」

《カシャッ!》

「ーーーっ、いい加減にしてください!!」


声を荒げ、椅子から勢い良く立ち上がった女子生徒は形原 春。

彼女は高校2年の新体操部所属。

先月行われた全国大会で2位になり、一躍学校中の注目の的となった生徒である。

そんな彼女は先日、広報委員が出す校内新聞に載った。

全国大会の写真やインタビューなど、新聞丸々彼女の特集だったので、学校中が春を知り、ファンクラブまで発足し、春も満更でもなかった。

しかし

新聞を出し終えたはずなのに、毎日広報委員のある男子生徒は春が学校にいる間、登校時・休み時間・放課後になると春の行くところすべてで先に待っていた。

初めは春も、また特集でも出すのかな?と思っていたが、行くところ行くところにその男子生徒がカメラを構えていたため、たった今、我慢の限界に達した。


「おい、またお前かよ!春が可哀相だろ!!」

「敬吾!」


突然、男子生徒に掴みかかったのは、嶋 敬吾。

春が全国2位になった後、春に告白して付き合っている彼氏。

生徒会副会長をしているが、少しチャラい。

元々は生徒会に入るつもりはなかったが、先生や友達に担がれ、軽い気持ちで立候補し当選。

しかし春と付き合うようになって、落ち着いたと噂になるほどだった。


「・・・すいません」

「チッ」


広報委員は一言謝ると春たちのクラスを出て行った。


「大丈夫か、春?」


男子生徒が居なくなると、敬吾は優しく春に話しかけた。

春は震えながら敬吾に抱き着く。


「敬吾ぉ〜、あの人怖い」

「俺も、お前が心配。ずっと撮ってんだろ?マジでキモいだろ・・・」

「先生に言ってみようかな・・・」

「わかった。俺が先生に言っといてやるから。・・・そうだ、今日からはお前の部活が終わるまで待ってるから一緒に帰えろうぜ」

「ありがとう、敬吾!」


敬吾は生徒会の他にサッカー部に所属している。

春より早く部活が終わるため、いつもはサッカー部員と帰っていたが、春を心配し今日から一緒に帰る事にした。



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