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僕………です。
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僕………です。-6


―翌日


春が学校へ行くと掲示版の所に生徒が何人も群がってる。

今日は月1の広報新聞が出る日なのだと思い、素通りする事にした。

春が前を通ると、同じクラスの男子が、


「おい!形原!今度ヤらせてくれよ!」


と言ってきたり


「お前ってイった時も、すごい脚開くんだな?うらやましい!」


と春に向かって言ってくる。


「ちょ、ちょっと通して!・・・えっ!?」


春は気になり、人を書き分けて一番前に出た。

新聞の一面には



《国体2位、部活後も脚が全開!!》



と書いてあり、春の全身がハッキリ写っている写真も一緒だった。

勢い良く新聞を剥ぎ取ると、春は走って校内に入り敬吾を探し回る。


《敬吾…どこ?》


春は敬吾にメールを送信した。

返信はすぐに来た。


《生徒会室にいる》


階段を駆け上がり生徒会室のドアを開けた。


「敬吾ッ!!大変!下に!これが!・・・え??」


春の目の前には敬吾が2人いた。


「ど、どういう事?」


固まっていると片方の敬吾が春に向かって近付いてきた。


「どういう事かって?簡単だよ!俺がお前と別れたかったからだ」

「別れる?私と?なんで?だって昨日もあんなに・・・もしかして、昨日のが新聞になったから?」


溜め息をつき、もう1人の敬吾が近づいてくる。


「あれは・・・」


と言い、急に顔を両手で覆った。


次の瞬間!!




「僕、だったんですよ」



敬吾だった顔は一瞬であの広報委員の男に変わった。

髪をかきあげ、こちらを見た。


「僕は顔や声は真似できるんですけど、さすがに、肉棒まではねぇ、真似できなかったですが。あなたに気持ちいと言ってもらえてうれしいです。彼には可哀想だから言ってませんけど」


フフッと笑い、春の耳元でささやいた。


「どうしてなの?じゃあ、私を守ってくれるって言ったのも嘘だったの?」


春は今にも泣きそうな目で本物の敬吾を見る。


「俺みたいな副会長がモテない訳ないだろ?有名になったお前と付き合えば俺鼻高いだろ?でも、お前よりいい女は他に大勢いるからな!やっぱ1人に絞るとかつまんねーじゃん!」


春は敬吾が自分と付き合ったのは話題性があったからだと言う事に気がつく。

放心状態になっていると敬吾が広報委員の肩に手を置く。


「こいつさぁ、実は広報委員じゃないんだよね!変装って言うのか?うちの学校の生徒らしいけど。誰だかわからない、謎なんだ!俺が、お前と別れたくて悩んでた時、生徒会長が教えてくれたんだよ!この学校の裏サイトを」


以前、会長は付き合っていた人と急に別れ、その彼女は学校をやめてしまった。

それは誰か別の人が関係していたと噂になった事があった。

広報委員は敬吾の腕を払い除け、ため息をついた。


「生徒会長のは僕ではなくグループの誰かでしょう。僕自身、指揮をする方なので、あまり動くのは好きではなくて」

「じゃあ、なんで私には、あなたがしているのよ!」


春は広報委員をキッと睨むと、もう1度、顔を耳元に近付け春の髪を触りながら言う。


「僕ね!新体操部に初めて観に行った時、あなたの姿を見て、あなたと、エッチしたくなっちゃったんです。だから自ら動きました」


フッと春の耳に息を吹き掛け笑う彼が不気味で怖い。


「それと、新体操部の佐藤先生でしたっけ?あの人ね!僕の事知ってますよ!前に依頼を受けた事ありますし。・・・おっと!これは、プライバシーなので、あなたとーーー春と僕の秘密だよ?」


最後の部分の声を敬吾に変えて言ってきた。


「そう言う事だから!お前にもう用は無い!じゃぁな…」


2人は生徒会室を出て行こうとする。


「ヤダよ、敬吾!私、別れたくない!」


春は敬吾の腕を掴みもう1度、こちらへ向かせようとする


「はなせッ!」


腕を大きく振り上げ春は壁に打ち付けられた。


「…っ……」


春の意識が遠のいていくなかで敬吾とあの広報委員は話ている。


「満足してもらえましたか?」

「あぁ!お陰で別れられて良かった!ありがとな。はい、約束の金!」


敬吾は広報委員に金を渡した。


「確かに受け取りました。また何かありましたら、依頼お待ちしていますーーーこの、別れさせ屋に」



終わり


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