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『ご主人様の気持ち』
【その他 官能小説】

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『ご主人様の気持ち』‐1〜未央編〜-3

「ココに、俺のが、欲しいかっ」
「ああぁ〜っ!」
増やされた三本の指。
かき回され、出し入れされ、すぐに抜かれました。
「ぁ・・・」
中途半端な形で中断され、うずく私の身体。
「ちゃんとおねだりしてみろ」
聡志様の意地の悪い物言い。
すぐ傍にある男根。
それを欲しがる、私の陰部。
我慢の限界でした。
「欲しいです」
スカートたくし上げ、自らの指で割れ目を開き、
「ご主人様のモノを、私のココに下さい」
お願いしたのです。

「うっ・・・!あぁ・・・っ!」
押し込まれる聡志様の男根。
慣らされているはず・・・なのですが。
「うっ!んっ!」
ズブズブと割って入ってくる、引き裂かれる感覚が、私の身体を強張らせます。
下半身にも力が入り、自分が締め付けている証しとばかりに、聡志様自身の大きさ、硬さを実感するのです。
「あぅっ!」
奥を突かれ、弱い部分を擦られた瞬間。
「あああぁーっ!」
私の身体は仰け反り、快感に打ち震えたのです。
何度も同じ箇所を往復され、ガクガク揺れる身体。
「あんっ・・・ダメ!・・・ダメです」
更なる満足感を求め、押し付ける私の腰。
「ご主人様っ!・・・すごくっ・・・いい、あぁん!」
小刻みな動きは、尚も私の甘美な部分を攻めてきます。
「ん!・・・い、イキそう、です」
激しくぶつかり合う下半身。
グチュグチュと奏でる卑猥な音。
「もう、ダメッ!・・・ご主人、様ぁ〜っ!イクぅ!」
聴覚と感覚が、私を追い詰めます。
「ダメッ!イクッ! あぁーっ!」
あっという間に、私は絶頂に達したのです。
グッタリと上半身を机に預け、余韻に浸る私から、まだ硬さを保っている聡志様自身が、ズルリと引き抜かれました。
そして息の整わない身体を仰向けにさせ、足を開かせたのです。
「ご主人様、私、まだ・・・あぁっ!」
イッたばかりの中に、埋め込まれました。
今度は自分の番だと言うような動き。
奥ではなく、壁の粘膜を楽しむ打ち付け。
「あん・・・いいっ・・・んぅ」
それでも敏感になった私の身体は、反応してしまいます。
「もっと・・・んぅ・・・そこっ」
足を絡みつかせ、求め続けています。

私がどんなことにも従う理由。
諦めてきた訳。
それは、怪我を負わせた罪悪感からではないのです。
傍にいたい。
役に立ちたい。
それだけでもありません。
「美央・・・」
今日初めて呼ばれた名前。
今日、初めて交わす口づけ。
お互いの舌を絡め合う、濃厚なキス。
糸を引き、離れた聡志様は私を見つめる。
強く抱きしめる。
「あん!ああっ!・・。いい〜っ!」
貪るような腰使い。
聡志様の脇から腕を廻し、肩に掴まり、酔いしれます。
「イクぞっ・・・美央」
心地よさそうな聡志様の吐息が、唇にかかる。
「出すぞ!いいかっ!」
「は、いっ!ご主人様ぁ〜!来て、くださいっ!」
激しい攻め、強さが増す腕の力。
本当の理由は、この瞬間。
「私も、もうイキそうっ!ご主人様ぁ!」
「はぁっ!美央!出るっ!」
私の名前を呼ぶ、切羽詰った声。
普段は決して見せることの無い、聡志様のこの顔。


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