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『ご主人様の気持ち』
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『ご主人様の気持ち』〜最終話〜-6

「あんっ、あぁ!」
「ちょっ・・・待てっ」
「待てま、せんっ」
「美、ぉ・・・まだ」
「感じて、欲しいんですっ・・・私でっ」
「じゅっ・・・十分、感じて、ぅっ」
「もっと! もっと私で・・・・・ご主人サマ、ああぁっ!」

夢中で跳ねる美央に、もう限界だった。
持って行かれそうな蠢きに、体位を素早く入れ替える。
美央を押し倒し、上から欲望のまま激しく突きたてた。

「ご主人様、ああぁっ・・・・気持ち、いいですぅっ」

虚ろな瞳で歓喜の声を上げる美央に、キスをした。
悶える身体を抱きしめて、俺は小刻みに腰を使い続けた。




「あっ! ダメ、ダメで、すっ! イっちゃい・・・ああぁぁー!」

私は聞きました。
自分の喘ぎの中で、聡志様が呟いた一言。
耳元で小さく
『愛してる、美央』
と、囁いた言葉。

それを確かに耳の奥で受け取りながら、私は意識を、失っていったのです。


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