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「幼なじみ」
【幼馴染 官能小説】

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電話の向こう側〜幼なじみ4-1

由佳が東京で暮らし始めて、1ヶ月が経った。
俺は、毎日バスケに明け暮れている。
大学生活の新鮮な毎日は、楽しかった。

ぼんやりと電車に乗りながら外の景色を眺めていると、ケータイが震えた。
ポケットから取り出すと、メールが届いている。
毎日恒例由佳の写メールだ。
『毎度〜♪今日はカレー作ったで!おいしそうやろ〜〜??』
写真は由佳がカレー皿を持って、満面の笑みで俺を見つめている。

新鮮な毎日は、楽しかった。

でも、何かが足りない。

俺が由佳のことを好きだなぁ・・・と思ったのは、中学生の頃だろうか。
「お隣のゆかちゃん」は近所でも評判の美少女で、もちろん学校でも大モテだった。
いたるところ、いたる野郎から告白され勝手にヤキモキしている時に気付いたのだ。

由佳を誰にもとられたくない・・・

由佳の写真を見つめる。
今にも由佳がカレーを持って、画面からにゅっと出てきそうだ。
「ほら、食べてみてよ隆志」
彼女の甘い声で・・・

「あんたが彼女作ったとき、ショックやったわ。もうこれで終わりや思ったもん」
由佳が俺の腕を枕にしながら言った言葉を思い出す。
「ああ・・・あれな」
「あのこのこと、好きやったん?」
由佳がでっかい目で、俺を見つめる。
「でやろなぁ」
「なんやそれ。好きでもないのに付き合ってたん?」
言えません。唯単、やりたかったからだとは。
俺だって、由佳がまさか好きでいてくれてるとは露ほどにも思っていなかった。
由佳が野郎どもから告白されたと知るたび、絶望していた。
俺が由佳を抱ける日は永遠に来ないと、そう思っていた。

自宅に着く。
俺の隣はもちろん由佳の家。
そこに由佳がいないということが、寂しくて仕方なかった。

深夜、由佳に電話する。
電話代はバカにならないが、東京で一人暮らししてる由佳に負担をかけさせるわけにはいかない。
『もしもし?隆志?』
文明ってすごい。
大阪と東京と離れているのに、顔を見て話が出来る。
テレビ電話が出来るケータイに替えたのだ。
由佳はお風呂上がりらしく、髪が濡れているのがわかった。
「おう。カレー旨そうやな。食わせてよ」
『クール宅急便で送ったるわ』
ケタケタと彼女が笑う。
それだけで心が満たされるのがわかった。
由佳は昔からそうだ。
俺を安心させてくれる。楽しませてくれる。


最初は普通の会話だったんだ。
学校のこと、友達のこと、大阪と東京の違い…

ふとした由佳の顔に、いきなりセックスしてる時の由佳が重なった。
眉間にちょっとシワを寄せて、唸るような顔−

『隆志ぃ……も、あかん…ちょうだい…』
ねだる、由佳の、かお…

「ちょっと隆志?聞いてんのぉ?」
「えっ、あ、うん…」

おいおい。
なんで、思い出しただけで勃ってんねん。

確かにもう長いこと、やってない。
でも健康男児、一人で処理してんのに…
てか、話してるだけやのにこんなん初めてや!

思わず下ばっかりに目が行ってしまう。
「ちょお、どないしたん?なんかあんの?」
「い、いや別に」
くそ、おさまらん。
「電話切ろかぁ?」


「由佳……ヤリたいんやけど」

思わず口をついてでた。

「えっ………?」

画面の由佳が、目に見えて赤くなった…気がした。


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