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ある淫魔のライフスタイル〜深紅の魔女ミーティ〜
【ファンタジー 官能小説】

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ある淫魔のライフスタイル〜堕ちた女魔族ヴァネッサ〜-12

ニュ……チュプッ……

「は……ぁ……」

アナルから指を引き抜かれる感触にヴァネッサはまたピクリと身体を震わせた。

ヴァネッサはベッドに横たわり、気だるげな視線をミーティに向けていた。

(迂闊だったわ……こんなに上手いなんて……)

正直ヴァネッサはイカされてしまうとは思っていなかった。まだ密壺はひくつき、愛液を垂れ流している。

(このまま殺してしまうのはもったいないわね……せっかくだし……)

ヴァネッサは身体を起こすと視線を宙に彷徨わせているミーティの頬を撫でた。

「フフ……喜びなさい……アナタを私の僕にしてあげるわ……」

「そんなことはさせませんよ……」

静かな、しかしはっきりとした男の声が部屋に響いた。驚いたヴァネッサがベッドから立ち上がり身構える。ドアの影から姿を現したのは他でもない、ジェイドだった。

「馬鹿な……あれだけの数を差し向けたのに……」

「あの程度では話になりませんよ。」

ジェイドはベッドの上で虚ろな目をしているミーティに目をやった。

「……随分勝手な真似をしてくれましたね。」

ジェイドの全身から怒気がほとばしる。翡翠と金の双眸が光り輝く。

「お仕置きが必要ですね……」

「お仕置き?やれるものならやってみなさい!」

ヴァネッサには絶対の自信があった。この結界の中では他者は力を抑制され、自らは増幅される。結界内でヴァネッサの敵などいない……はずだった。

ドガァッ!!

「きゃあぁっっ?!」

強烈な魔力の波動にヴァネッサの身体が弾き飛ばされ、壁に叩き付けられた。

「なっ!?そ、そんな……」

「結界に自信があるようですけど、こんなもの僕には子供だましもいいところです……」

冷酷な瞳で見下ろすジェイド。二色の双眸に射抜かれ、ヴァネッサはようやくジェイドの力に気付かされた。

(私はとんでもない相手を敵に回してしまった……こんな化物に敵うはずがない……)

ヴァネッサが恐怖に身体を震わせる。絶対であったはずの自信は一瞬にして粉々に打ち砕かれた。

「さて、どうしましょうか……」

「ひっ?!いやあぁっ!」

近付いてくるジェイドから這いずって逃げようとするヴァネッサ。先程までの自信に満ち溢れていた姿からは想像も出来ない姿だ。

「ただ痛い目に遭わせても面白くないですしね……なら、これにしましょうか。」

ジェイドがパチンと指を鳴らした。

ズ……ズズ……

ヴァネッサの影から数本の触手がゆっくりと姿を現した。


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