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「宇受賣神社の巫女」
【その他 官能小説】

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「宇受賣神社の巫女」-14

 巫女は緋色の袴の紐を緩めて、徐々にずらしていく。下腹部が剥き出しになった。恥毛はきれいに剃り上げられ、幼女のようにつるつるである。
 自慰行為を思わせる妖しくエロチックな動きを見せながら、巫女が袴を脱ぎ、白衣を脱いで、とうとう全裸になった。
 裸になった巫女は桶の上に腰をおろした。太鼓に合わせて腰を振りながら、少しずつ脚を開いていき、股間に手を当てた。
 次の瞬間、巫女は指を花肉に添えてV字に開いた。肉びらが左右に割れて、愛液で濡れた内部が顔を出す。瑞々しい鮭紅色の肉孔がぱっくりと口を開け、クリトリスが大きく膨らんでいる。
「あっ!」
 太野は思わず、声をあげた。巫女は自ら秘肉に指を這わせ、撫でさすり、閉じたり開いたりしながら、太鼓に合わせて腰を振った。指の間から濡れた花肉が見て取れる。
 オルガスムスを模した仕草とともに太鼓の響きが止まり、踊りが終わった。巫女は全裸のまま、舞台にすくっと立った。
「これより、お授けをいたします。」
 そう言うと、巫女が神楽殿の階を降り、見所にやってきた。
真ん中で神楽を見ていた初老の男の前に立つ。男は心得た様子で、巫女の手を借りながら着ている物を全て脱いだ。
 呆然と見つめる太野の前で、男は巫女を組み伏せた。二人は抱き合い、肌をまさぐり合い、そして交わった。
 太野は、かつて読んだ民俗学の論文を思い出していた。
 古来、遊女と巫女とはきわめて密接な関係にあり、その境界は曖昧に交じり合っており、判然としていない。中近世には副業として売春をする巫女が多かったし、神事に関わる遊女も少なくなかった。成人の儀礼の一部として、巫女に乗り移った女神に童貞を捧げる風習を持っていた地域もある。そうした時代や地域において、巫女とは性的な存在でもあったのだ。
 冷静な論考をしながらも、目の前の巫女が那美だと思うと、心が騒ぎ、胸が疼く。巫女は、次々に男たちと性交していく。
 最後に、巫女は太野に近づいてきた。
「先生…、胸に触ってください…」
 巫女は太野の顔を見上げて、甘えるようにトロンとした声でそう言った。17歳とは思えない色っぽい瞳に、太野の理性のたがが緩む。太野は、夢中で乳房を揉んだ。巫女の胸の膨らみが太野の手で淫らに形を変えていく。
 太野は巫女の秘部に指を伸ばす。ヌルッとした感触が、男たちの放出した精液だと言うことに思い当たると、強烈な嫉妬心が湧き起こる。強引に指を入れると、熱く、柔らかな花弁が誘うように絡みついた。
「あ…、そこ、いい…」
 蜜壷の中を指でかき回すように動かすと、巫女の赤い唇から甘い声が漏れ出した。太野は秘部を貪る指の動きを速める。
「さあ、して…、ください…」
 可憐な声は、紛れもなく那美の声だ。太野は着ているものを脱ぎ、那美を抱きしめると、濡れた女陰に勃起した陰茎を押し当てた。肉棒がゆっくり彼女の中に侵入する。
「あぁぁ…、いい…、もっと奥…」
 巫女が腰を突き上げた。太野の男根がぐぐっと奥まで入っていく。太野の腰が激しく上下する。
「あぁ…、あぁ…、あぁん…」
 巫女は両腕を太野の首に回し、太野の動きに合わせて腰を動かした。
「はぁ…あぁッ!あぁぁッ!!」
 男の動きが本格的になるにつれ、巫女も本格的に乱れ始めた。快感のすべてを受け止めようと全身を淫らにくねらせる。
「ううっ!」
 太野の我慢が限界に達し、肉棒がビクンビクンと精液を噴射した。巫女も絶頂を迎えたらしく、太野にしがみついて身体を震わせた。
 ふと見ると、夜明けの光が山頂を朱色に染めていく。もうすぐ夜が明け、女神の性交を経て、日の神が再生するのだ。この神社が太古から守り、伝えて来たことを、太野は身をもって理解した。


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