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=《蒼閃機甲バルトーク》=
【学園物 恋愛小説】

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=《蒼閃機甲バルトーク》= 〜第弐斬「すれ違う告白」〜-40

「………………………蒼真。」
「え?」
「………………………ありがとう。」

本日二回目の予想外。
いきなりのカウンターパンチだった。
思わぬ不意打ちに、蒼真が反応できないでいる。

「…………はい?」
「うれしかった…………助けに来てくれて…………。」
「……………美月……………。」
「信じられない事ばかりだったけど…………でも今は、」

クスッと笑い、美月が続ける。

「うれしさの方が大きいかな。」
「………………。」

思わず絶句。
まさか、美月がこんな仕種で話してくるなんて…………これは……………

「(反則だ………かわいすぎるよ。)」
「誰も………いないよね?」
「え、あ、うん。」





チュッ…………………





「……………………え?」
「これは今日のお礼だから、勘違いしないでよね。じゃぁねっ!」

そのまま、美月は走り去った。
顔を………真っ赤にしながら………。

「…………………み…………ちょっ………。」

頬にまだ残る温もりに触れてみる。
…………温かい。

『(まったく…………青すぎる。)』
「い…………今のって……………何?」
『言葉通りであろう。』
「…………?」
『お礼だ。』
「あ………あははははは、そ、そうだよね。美月もオレの事好きなんてありえない、よね。」
『(それくらい自分で気付け、痴れ者め。)』
「あ……はは、そうだよね。」
『蒼真。』
「え?」
『これは、我の"勘"というものなのだが……………。』
「うん。」
『明日…………………我の事の他に、もう一つ言うつもりだったのではないか?』
「え……………。」


図星っ!


「や、やだなぁ。なんで分かったの?そんなそぶり一切見せたつもりないのに。」
『言ったであろう。我の"勘"だ。』
「オレって、分かりやすい性格してるのかなぁ…………。うん、そうだよ。言おうと思った。」
『やはり、か。』
「バルの事教えたら、たぶん、嫌われるか、怖がられると思ったから…………なら最後に、小さい頃から溜め込んでた言葉、言おうと思ってさ。でも………あはは、言いそびれちゃったなぁ。」
『いつは言えるであろう。二人とも生きていれば………な。』
「うん、そうだ……………ね…………………………。」


バタンッ!


突然だった。
シンクロの疲労がきたのだろう。
そのまま蒼真は道端に倒れた。


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