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聖職
【学園物 官能小説】

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聖職2〜堕落〜-1

電車はひどく窮屈だ。人ごみをそのまま切り取って箱に押し込めたみたいに、誰もが押し合っている。
小川が満員電車に揺られるのは高校生以来の事だ。大学も勤務する学校も車を使っていたから、久しぶりの人だらけの空間に戸惑っていた。
緊張で吐き気が催される。乗客と肩が触れる度、体が縮こまる思いだ。元来人ごみの苦手な小川だったが、今日、こんなにも落ち着かないのは、ある指命の為だった。
今朝、小川はいつもより二時間も早く起床して、見知らぬ駅まで車をとばし、電車に乗った。
アラームより早く携帯を鳴らしたメールの指示通りに。
小川の斜め右前、人を二人程挟んだ場所に立つ一人の少女の為に、小川はこの電車に乗っている。
ショートカットの黒髪、細いうなじがあらわになっている。まっすぐに延びたその首筋に、彼女の真面目で純粋な性格が集約されているようだった。
小川はその見覚えのある後ろ姿を改めて見つめ、困惑していた。
その少女は、担任するクラスの松本ひなただ。目立たない生徒だが、教師受けは良かった。例外無く小川も、ひなたを優秀で頼れる生徒として愛していた。
カーブに差し掛かった電車が大きく揺れた。それを利用して、小川はひなたのすぐ後ろに場所を移した。
細くつややかな髪の毛からはシャンプーの香りが漂っている。いつも年齢に似合わないムスクの香りを漂わせている里奈と、同じ制服を着て同じクラスで学んでいることがいまさらながら信じられない。
小川は里奈への憎しみを新たにした。しかし、命令に背く事は出来ない。自分の保身のためには仕方がないのだ。
今朝のメールの主は里奈だった。極めてふざけた様子で、しかし残酷にも短く用件だけ伝えたその文面に、小川が逆らうことはかなわなかった。
悪いのは里奈だ。全ては里奈のせいだ。
小川は言い聞かせる。
そして、これから何が行われるのか思いもしない、無垢な少女のプリーツスカートの中に、自身の手を差し込んでいった。

小川の指が、ひなたのサテンのパンティに触れた。つるつるとした肌触りと、それ越しに感じられる肉の暖かみを楽しむ余裕等ない程に、小川の心臓はうるさく高鳴っていた。
辺りに目をやる。両隣は小さく折り畳んだ新聞を読むサラリーマン風の中年と、疲れた顔をして窓の景色を眺めるOL風の若い女だ。
意を決して、指先を柔らかな尻沿わせる。ひなたの体が一瞬硬直したのが伝わった。
小川の鼓動が一層速度を増す。しかし、躊躇する暇は無い。学校の近くの駅までは、後二駅しかない。
小川の手がひなたの前にまわる。
薄い生地の上からそっと、割れ目に指を沈ませる。小さな、柔らかいつぼみに指先が触れた。ひなたの体にまた力が入るのがわかったが、小川の指は容赦しない。
そのまま、割れ目に沿って上下に指を這わせる。何度も、何度も…。
ひなたの肩が小さく震えている。
小川は指の速度を速めた。触れるか触れないかの所で、しかし、小刻みに激しい動きでひなたの敏感な突起を刺激する。
また、電車が揺れる。小川の指が思いがけずひなたに強く触れた。
「はぁっ……。」
その瞬間、ひなたの口から僅かなため息が漏れた。きっと、小川にしか聞こえない程に小さく。
小川はひなたが授業中に発する、凛とした、それでいて少女らしくあどけない高い声を思いだし、股間を血液が降りていくのを感じた。
小川の指は、もはや彼の意志とは関係なしに、ビキニラインからひなたのパンティの中に入り込んでいった。
秘所は、うっすらと濡れていた。この幼い百合の花びらを湿らせているのが自分の指先だと思うと、小川は興奮を覚えた。
同時に、背徳感が襲ったが、後戻り等出来るはずもない。
小川は人差し指と中指で膨らみ始めたつぼみを愛撫する。まるで木をこすって火をおこす原始的な作業を真似る様子で、優しく、ひなたの快感の火を消さないように摩擦を加える。
「…ぅぅ。…くぅっ。」
ひなたは苦しそうにあえぎを押し殺しているようだった。
狭いパンティの中で、小川の2本の指が暴れる。薄い皮を剥き、隠されていた小さな中身を指先で刺激してやると、只ほんの少し触れただけでひなたの足の力がぬけた。
小川は自らの体で立って居られないひなたを支えてやった。
花びらは既に滴が溜まりきって溢れそうな程だ。指の腹でそれをすくって、中身を暴かれたつぼみに塗りたくってやる。
自身の秘所が既に濡れそぼっているのがひなたにも感じられただろう。
ひなたの白いうなじは、羞恥からか、快感からか、紅く染まっていた。


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