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狂い咲く想いを揃えて
【調教 官能小説】

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狂い咲く想いを揃えて-7

指が抜かれた。
だらしなく半開きの秘穴から不透明な蜜が涎を垂らす。音が泡だって聞こえた。
やだな、それ。
私のえっち度バロメーターみたい。
そこに彼の頭が埋まる。
「ひうっ!?」
彼の鋭い息が膣の中を駆け巡る。吹き矢のように何度も何度も。
激しく感電。
腰が大きく捩る。
手が足が五指が…開いたり掴んだり丸まったり。

「お願いっ!…お願い」
もうすでに涙で滲んだ視界。彼の顔が映る。柔らかい微笑みで。
「挿れてほしい?」
こくんこくんと縋るように頷く。
「今度は痛くないよ」
両腕を伸ばす。
彼が両膝の下に腕を回して抱き締める。
「んはぁ…!」
熱く優しく満たされた。
あ、痛くない…。

「愛してるよ」
不意に響いた声。
「愛してたよ、ずっと…」
耳元で彼が囁く。恥ずかしそうに、私の首筋に顔を埋めて。
涙があふれた。
嬉しい…。ありがとう。
彼の言葉が、心のしこりをほぐしてゆく。
頬に伝う雫を彼の唇が拾う。

ずっと前から知っていたのに、なんで遠回りしてきたんだろうね、私らは。
時間ばかりがもったいなく過ぎていったね。

込み上げる想いで、彼を抱き締める。
「好きよ…」
ぎゅうぅと、彼を締め付ける。
「はっ…おぅぅ」
ぴくっと瞼を閉じて、彼の眉間に皺が寄った。笑いながら。
鼻の穴まで膨らんだ。
あんたも気持ちいいんだ?
嬉しくて彼にキスする。
「んっ…」
彼が唸る。
愛しくて愛しくて。
「私をあんたのものにして」
彼の綺麗な瞳がゆっくり開いた。
「もう俺のものだよ」
息切れに笑う。
彼の腰が強く速まる。
覚えたばかりの快楽に助けられて、肉筒が激しく騒ぐ。
「ああっ…」
何も怖くない。
何も痛くない。
ただ感じるままに。
「ん!んっ!…っは」
彼の灼熱が私の中をかき回して揺さぶってくる。
「あぃ…っ!いっ、ぅは…ああ―――――っ!!」
もう、何も考えられない。
浮世のしがらみを手放して、彼の腕の中で真っ白に翔んだ。


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