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カーテンと机とつぶれた気持ち
【青春 恋愛小説】

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最低な私-2

気が付けば雨はやんでいて外は真っ暗になっていた。
私と結城君はそれから何も話さず、手を繋いで帰った。



繋いだ手から想いが溢れてしまわぬように ‥‥。



優しく‥強く‥。



きっと明日から、またいつもと変わらぬ日常が私たちを待っているのだろう。

相変わらず私は休み時間になると結城君と当たり障りのない会話をして、授業中はただ時計を見つめているんだろう。


何も変わらない。


そうして私たちは二年生の春を迎えた。


始業式。
校長の意味のない話を聞いた後、クラスが発表される。


私はすごく矛盾した気持ちを抱いていた。
あの人と同じクラスになりたくはないと願いながら、心のどこかで少し期待していた。

二年一組
‥‥‥
‥‥‥
‥‥‥
千葉奏人
‥‥‥
‥‥‥

二年二組
‥‥‥
‥‥‥
‥‥‥
結城圭佑
‥‥‥
‥‥‥
‥‥‥
‥‥‥
山田紗雪



このクラス替えがどういう結末を導くのかは誰にも予測出来なかっただろう‥。


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