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ある淫魔のライフスタイル〜深紅の魔女ミーティ〜
【ファンタジー 官能小説】

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ある淫魔のライフスタイル〜深紅の魔女ミーティ〜-3

3話
実はジェイドは人間ではない。外見は人間と何ら変わりないが、彼の正体は人間の精気を吸って生きるインキュバスだ。
ミーティはジェイドと会ってすぐに彼の正体を見抜いた。普通なら気付くことのないほんのわずかな違いにミーティの感性は敏感に反応したのだ。
ジェイドの正体を知ったなら普通は近付こうとしないだろう。
しかしミーティは避けるどころか積極的にジェイドに近付き、とうとうこの日ジェイドを誘惑したのだった。

「ん〜……何となくジェイドなら大丈夫だと思ったから。それにインキュバスのセックスに興味あったし。」

あっけらかんと言うミーティ。普通に考えてこの行動は無謀と言う他ない。何しろ一つ間違えれば精気を吸われて命を奪われてしまうのだから。にも関わらず何となくでインキュバスを誘ってしまうあたり、並の神経ではない。
しかしジェイドにミーティの命を奪うつもりはまるでなかった。それどころか彼は人として暮らし始めて百年以上経つが、その間ただの一人も手にかけてはいない。人としての長い生活で、彼にとって人はもはや獲物ではないのだ。

「でも、やっぱりインキュバスってすごいね……」

ミーティは自らの秘裂に目をやり、指を這わせた。注ぎ込まれた精液がまた溢れ出し、指に絡みつく。

「こんなにいっぱい……」

指に絡みついた精液をうっとりとした表情で眺め、そしてそれを口へと運び舐め取った。

「ん……おいし……」

なまめかしい表情を浮かべるミーティの様子にジェイドの肉棒が目を覚ます。ミーティの隣へ移動すると、彼女をゆっくりと優しく、しかし力強く押し倒した。
二人とも黙ったまま見つめ合い、どちらからともなく唇を重ねた。深く、長いキス。互いの唇を激しく貪り合う。舌を求め合い、絡める。口元から二人の唾液が混じり合った透明な液体がこぼれ落ちていく。

「ふっ…うぅん……はぁっ…んぅ……」

熱のこもったキスに感じてしまったのだろう。ミーティの口からくぐもった喘ぎ声が漏れる。
互いの唇の感触を味わった後、二人は顔を離した。しかし、二人の唇は透明な唾液の糸で繋がっていた。


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