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ある淫魔のライフスタイル〜深紅の魔女ミーティ〜
【ファンタジー 官能小説】

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ある淫魔のライフスタイル〜深紅の魔女ミーティ〜-28

28話
図書館を出るとすでに日は沈んでいて、辺りは書庫と変わらないくらい薄暗くなっていた。空には星の姿さえ見えている。学生たちもほとんど帰路に着いたらしく、学校内はひっそりとしていた。

「もうこんな時間なんだね。」

「そうですね。随分長い時間書庫にいたようですね。」

「い〜っぱいエッチしたもんね♪」

「ちょっ、ミーティさんっ!?」

ミーティの発言にジェイドは慌てて辺りを見回した。幸い周辺に人はおらず、ジェイドはほっと胸を撫で下ろした。ジェイドの動きを見てミーティが笑い出す。

「アハハッ。慌てちゃってカワイ〜♪」

「もう……やめてくださいよ。こんなところでそんな話しは……」

「ゴメンゴメン♪」

ミーティが謝りながらペロッと舌を出す。とても反省している様には見えない。ミーティの態度にジェイドは大きく溜め息をついた。

「はぁ……もう良いです……」

「フフッ、じゃあ帰ろっか。」

そう言うとミーティはジェイドにぴったりと寄り添い、腕を組んだ。またしてもジェイドが慌てだす。

「ちょっ!だからこういうのマズイですって!誰かに見られたらどうするんですか?」

腕を振り解こうとするがミーティはしっかりと腕を絡めて離そうとしない。

「気にしない気にしない♪」

「ミーティさんはここで教師やってるんですよ。立場ってものが……」

「別に私はクビになっても構わないわよ♪」

「なっ……!?」

そこまで言われては何を言っても無駄だろうと感じたジェイドは腕を振り解くのを諦めた。それを感じ取るとミーティはますます強く腕を絡めた。


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