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カーテンと机とつぶれた気持ち
【青春 恋愛小説】

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親友と好きだった人-3

【うん、いいよ】



気が付いたら送信完了の文字が画面に出てた。
一瞬焦ったが、きっとこれは圭佑がくれたチャンスなんだ。
俺は佐倉さんと付き合って普通の高校生活を送ればいいんだ。
山田さんみたいな人と凡人人の俺は似合わないんだ。もう山田さんのことは忘れよう。




それから俺は普通の生活を送った。
朝、学校に着いて友達とじゃれながら教室に入って、授業を聞き流して、佐倉さんと二人で帰る。
月に2、3回映画を見たり、遊園地に行ったりする。
いつしか俺は佐倉さんを優衣と呼び、圭佑は山田さんをさっちゃんと呼ぶようになっていた。

俺は高校2年生の春を迎えていた。

この一年が俺の人生を大きく変える年になるなんて、知るよしもなかった‥。


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