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『STRIKE!!』
【スポーツ 官能小説】

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『STRIKE!!』(全9話)-97

 ぐっちゃ、ぐちゃぐちゃぐちゃ…

「あ、あひぃぃぃ!! あうっ! あうっ! あうぅぅぅ!!」
 晶の喉から、獣と思しき咆哮が漏れる。後ろから突き上げられるたびに、狂ったように悶えている。すさまじき、後背位の威力。
 最初は正常位で晶を愛していた。それで一度、ふたりで頂点まで昇った後、亮は自分の分身たちが詰まったスキン(丁寧にも、玲子が机の上に置いておいたらしい)を片付けていたのだが、ふいに晶の方を見たとき、彼女が尻を突き出してねばりつく部分を拭っているところに遭遇してしまった。まるで自分に見せつけているかのように、淫猥な華を晒して…。
 瞬間、亮の内圧計がオーバーフロウを起こした。彼女の背中に覆い被さるようにして抱きつくと、そのまま予定していなかった第2ラウンドへ突入したのである。
 後ろから襲いかかっていたので、そのまま後背位になった……考えてみれば、なんと安直だろう。まあ、それはいいとして。
「ああぁぁっ! ひぃっ! ひっ! んああぁぁぁぁぁ!!」
 晶の全てを目の前に、亮は腰を打ちつける。その度に、晶は吼える。ふたりは、発情に身を任せ、生殖本能に支配され、まさに獣と化していた。
 もしも、“いの間”に智子たちがいたら、きっとその全てが聞こえていただろう。だが幸いにも、ふたりは仲良く出かけている。
「んあ! あぅ! ああぁぁ!!」
 そして、大部屋にも誰もいない。なにしろ、ささらぎに残っている客といえば、晶と亮しかいないのだから。その事実が、二人のストッパーを完全に外し、沸き起こるまま悦楽を叫ばせていた。
「ひっ!」
 瑞々しい臀部をひと撫でしたあと、亮は背中に覆い被さり、わさわさと揺れる豊かな実りを揉みしだいた。
「あ! あっ、あっ、あっ、あっ」

 ぐちゃ…

「んうぅぅぅぅぅぅぅ!!」

 むにゅ、むにゅ…

「あ、あふっ! んあっ!」

 ぐちゃ!

「あひぃぃぃぃぃぃぃ!!」
 胸を揉まれ、陰部を突かれ、そして時折耳まで噛まれて。亮に犯されている全ての場所から快楽をむさぼり、晶は鳴きつづける。
「あ、あぁぁぁ……だめ……おかしくなるぅ………」
 あまりにも膨大な官能に蝕まれた脳髄が、オーバーヒートを起こしかけているようだ。
「……やめようか」
 ふ、と耳に息を吹きかけるように、亮がささやいた。少しだけ、腰の動きをゆるめて。
「い、いや! だめッ! やめないでッ!!」
 その作戦に、はまった晶。自ら尻をふり、催促を続ける。
「もっと、もっとして! 突いて! あたしのおま×こ、めちゃめちゃにしてッ!!」
 誘導尋問は、とてつもない効果をもたらした。亮は、あまりにも思惑通りに行き過ぎた事態にすこし戦慄を覚える。もちろん、喜びの。
 一度は手放した主導権が、再び手の内に戻ってきていた。それは、このラウンドの開始が、亮の求めたところに起因する。
「晶」
 亮は、亀頭が抜けるところまで逸物を引き抜き、力を貯めるように深く息を吐く。
「いくぞ」
 そして、これまでのものとは遥かに違う、凄まじいまでの勢いで晶を貫いた。
「あ、ああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」



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