投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

『STRIKE!!』
【スポーツ 官能小説】

『STRIKE!!』の最初へ 『STRIKE!!』 72 『STRIKE!!』 74 『STRIKE!!』の最後へ

『STRIKE!!』(全9話)-73

「すごいです……エイスケの……」
 ほう、と恍惚とエレナが息を吐く。どうやら、彼女のお気に召したらしい。
「こんなに、GREATなモノ……」
 エレナの両手が、まるで、愛しいものを抱くように、その肉塔を包み込んだ。
(う、うわ!?)
 それだけで、強烈な電流が身体をかけめぐる。それはますます下半身に集中して、その末端組織に集結していった。
「OH! UNBELIEVABLE!!」
 手の中で、さっきよりも膨張の度合いを増した肉塔に、エレナが叫ぶ。しばしの間をおいてから、青筋が立つぐらいに震えているそれを、やにわ、口に含みいれた。
(え、いきなり!?)
 生暖かい感触が腰を包んだ。その行為の意味を知らぬほど長見はウブではない。
「ぬ、ぬわ………」
 手で触られたときよりも、強烈な痺れが襲い掛かってきた。剥き出しになった敏感な部分を、何かが絡みつくように蠢いているのだ。ぞぞぞ、と泡立つ全身は、しかし、決して不快を伝えるものではない。
 ぬるり、と亀頭の裏側を舌が這う。その感触、あまりによすぎる。
「ぐ………」
 腰に集まってくる愉悦が、いまにも暴発してしまいそうだ。
「エ、エレナ……やば、いんだけど………」
 なんとか堪えようとはするのだが、どうにも我慢が利かない。
「もう……FINISHですか?」
 長見の意を汲んだものか、エレナが口を離してそう言った。熱い口内から開放された亀頭は、まるで湯気でもたち昇りそうなほどに充血している。
「出しても………いいんですよ?」
「いや、その、俺ばっかりじゃ、エレナにわりい」
「……じゃ、こうしましょう」
 不意にエレナは軽く腰を浮かすと、身体を反転させて、ヒップを長見の顔の方へ向けた。遠くで見ても弾けそうなほどにでかいそれは、間近で見るともっとでかい。
 エレナが、みずからジーンズに手をかけると、それを膝元まで下ろした。
「!?」
 下着もろとも。だから、長見は、目の前にある真っ赤に熟れた襞と、いきなりご対面となったわけである。
(な、な、なんとも……)
 初めて見た女性の外性器は、想像以上にグロテスクだった。赤い襞が、まるで生き物のようにぴくぴくと震え、そして中央の凹んだ部分は、滲み出る透明な液体によって光を帯びている。
「MY GOD……」
 エレナが、嘆息した。その息が、張り詰めているモノに直撃し、腰が震えてしまう。
「また、大きくなりました……」
「エ、エレナこそ……触ってないのに、その……」
「濡れているんですね………早く、愛してもらいたいからです……」
 つ、と内股にまで光は流れた。心なしか、中央部が広がってきた気もする。
 長見は、おそるおそる、指で触れてみた。
「ン、ク……」
 エレナの腰が、ぴくりと跳ねる。ぎこちない動きで指を動かすと、たちまちそれは光沢を放つ液体に包まれた。
「あ……ハ……う……」
 ぴた、ぴた、ぴた。中指で、凹みをノックする。粘り気のある感触が、指の間で糸を引く。
「ン、んあ!」
「わ、わ、わ」
 ちょっと力を入れただけなのに、中指の第一関節が埋没してしまった。
「あ、あ………エイスケ………」
 きゅ、と入り口付近が締まり、指を咥えこむ。その隙間から溢れてくるものが指をつたう。まるで、ガラスにはりついた結露が、ひと塊の水滴となって流れ落ちるように。
「ン………む」
 再び、亀頭が熱いもので包まれた。一時のインターバルによって抑えていた欲望が、また、その部分に集まっていく。その充填率がとてつもない速さで、限界を示す数字のパネルを回転させていた。



『STRIKE!!』の最初へ 『STRIKE!!』 72 『STRIKE!!』 74 『STRIKE!!』の最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前