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『STRIKE!!』
【スポーツ 官能小説】

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『STRIKE!!』(全9話)-31

「あっ、いやっ……あんっ……だめ!」
 溝に沿うように、柔らかいものが上下に動く。丹念に、丁寧に。聞こえてくる、何かを啜りこむような音と、その出口から何かを吸われる感覚に、羞恥と快楽で身悶える。
「きた……きたないよ………だめぇ……」
「そんなことないよ……」
「でも……やだもん………」
 少し、晶の声に震えが混じった。羞恥のあまり、胸が詰まったのだろう。
 さすがに泣かれそうになっては、亮としてもやめざるをえない。名残惜しそうに口をその部分から離し、体勢をもう一度整えてから、優しく晶の顔を覗き込んだ。
「晶……」
「うん…」
 交錯した視線が示すものはただひとつ。二つの命を、いま、ひとつに繋げて、その思いを確かめあうこと。
「あなたが、欲しい……」
「ああ………俺もだ……」
 亮は、さっき色々と確認しておいた秘裂のなかから、おそらくはそれだろうと辺りをつけておいた凹みに、指針を示す自分の舳先を軽く押し付けた。
「あっ……」
 息を呑むような晶の声。亮は、動きを止める。
「ち、ちがった?」
「ううん、だいじょうぶ……ちょっと、びっくりしただけ……」
 ほ、と胸をなでおろし、改めて舳先を当てる。そして、ゆっくりと力を込めて、その先を生命の海へ向けて、出港させた。
「はっ! あっ、ぐ、ぐぅぅぅぅぅぅ!!!」
 その舳先を折ってしまおうかというぐらいの凄まじい抵抗。そして、ゆがむ晶の顔。それが、彼女にどれほどの痛みを与えているか、察するに余りある。
「くっ」
 とにかく、腰を進めてみようとする。頭の部分は既に埋没しかけていたが、さらに収縮が強まって、弾け飛びそうになる。
 それに抗うように、亮は腰を進めようとした。
「いっ! いたっ!」
 晶の口から、明らかな痛みの声が漏れた。亮は、動きを止め、その様子をうかがう。
「はぁ……う、うぅ……」
 とても、快楽の様をそこから見ることはできない。亮としては、その限界を悟らざるをえない。
「や、やめようか?」
「はあ、はあ………いや……」
 焦ることは無いのだから、とつなげようとしたが、しかし、晶の言葉が、それをとどめた。
「また、お預けなんて……あたし、ヤダよ………」
「し、しかしだな……」
「おねがい………きょうは……きょうは特別な日、なんだから!」
 晶はそういうと、亮の腰に手を廻して身体を支え、自ら腰を押し付けてきた。
「あ!」
 ぐう、と強烈な圧力がかかるものの、下からの行為には限界がある。
「い、いたっ!」
 悪戯に、痛みを重ねてしまい、晶の身体はすぐにベッドに沈んだ。
「はぁ……はぁ……」
 荒い息づかいの晶に、亮は憐憫の情を抱いた。そして、彼女を宥めるように、濡れた瞼にそっとキスをする。
「亮………」
「わかった、わかったよ晶。俺に、任せてくれ」
「う、うん……」
「少しの我慢だぞ……」
 繋がろうと必死になる晶の姿に、亮は覚悟を決めた。
 改めて、自分のものを晶にあてがう。そして、ゆっくりとその先をさっきまで埋まっていた部分に沈める。
「!」
 息を呑む晶。不安げに寄るその眉に、一瞬亮はひるむ。しかし、決めた覚悟を揺るがせはしなかった。



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