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『STRIKE!!』
【スポーツ 官能小説】

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『STRIKE!!』(全9話)-264

「晶…」
 愉悦に支配された亮は、押し留めていた腰を進めていく。亀頭だけを包んでいた粘膜の感触は、そのままずぶずぶと竿のところまで沈みこみ、晶の熱気で満ちた胎内を、亮に伝えた。
「は、あ、あくッ……」
 ゆっくりとした挿入に、晶が静かに悶える。最愛の人の熱気を受け止めて、晶の胸には更なる暖かさが宿った。
「んっ、んっ、あ、あんっ」
 ゆっくりと擦られる粘膜。前後するたびにその部分から湧き上がってくる甘い痺れに、声をふるわせる晶。
「い、いいッ……きもち、いい……ん、んふっ」
 その前後運動は、まだ単調なものだ。だというのに、晶は充分なほどの悦楽を感じ、それに没頭し始めていた。

 ぐぶり…

「ひ、ひぁ!」
 晶の喉が反った。亮が、深い部分まで貫いてきたからだ。しかし、また、再び浅い部分での細やかな胎内の愛撫に変わる。
「あ、あんっ……ん、ん、んっ…」
 一度、奥深くを抉られたことで弾けた官能の余韻は、確実に晶を高めていった。

 ずっ、ずっ、ずっ、ずっ…

「ん、んあっ、あ、あっ、あっ」

 ずぶっ…

「あふっ!」
 亮の腰使いがスピードを増してきた。次第に奥のほうまで貫く動きが、多くなってきている。今日の彼は、少し性急かもしれない。
(亮ったら…)
 きっと、どうしようもなく興奮しているのだろう。優勝をかけた試合に勝ち、決定戦の舞台となる甲子園への切符を手にしたことに、彼は…。

 ぐちゃ!

「ひ、ひぃ!」
 それを示すかのように、勢いをつけて奥を抉られた。その先端が、晶の深奥まで届いて、苦しいぐらいの刺激を身体にもたらす。
「晶……」
「あ、む、胸も…あ、あ、あっ…」
 背中に密着してきた亮の肌。そして、乳房をしたから揉み上げ始めた彼の両手。亮の息づかいが、耳の奥まで侵入してきて、それも晶の興奮を高めていく。

 むにゅ、むにゅ、むにゅ……

「い、いいよ……胸も、もっと……」

 ぐちゃ!

「ん、んあっ!」
 乳房から伝わる愉悦と、腰から湧き上がる官能が同時に弾ける。胸の先端に集まる刺激と、胎内で渦巻いている痺れに、晶の思考はさらなる霞みを帯びていた。
「きもちよくて、とけちゃう……」
 はぁ、はぁ、と甘い息づかいを零す晶。シャワーの湯が流れ続けていて、頭から二人で浴びているその温かさも、官能を揺すぶる効果を生んでいる。
「なぁ、晶……」
 荒い息づかいの亮。
「どう、したの? ん、んっ…」
 動きを止めずに問いかけをしてきた亮に、晶は夢現のまま言葉を返す。
「今日は……マズイ日か?」
 亮の自己は、剥き身のままだ。そのまま欲望を解き放てば、飛び出した彼の分身たちは遮るものもなく、晶の中にある生命の片割れを目指してひた走るだろう。
「んふっ……ど、どうだったかなぁ…んっ、んっ…」
 思考が完全に動いていない晶は、上手く応えられない。


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