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『STRIKE!!』
【スポーツ 官能小説】

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『STRIKE!!』(全9話)-101

「ありがとうございました」
 ささらぎに別れを告げ、路線バスを乗り継いで、高速バスに乗り込む。
 もちろん、亮は路線バスに乗った時点で、既に弱っていた。
「今回の遠征……亮にとって、最大の難敵はバスだったね」
 隣でうなる亮を介抱しながら、晶は苦笑する。昨日の亮の激しさを思うと、今の姿は信じられない。
「あー……くそ……これじゃ、杉乃さんのおにぎりが食えないよ………」
 弱々しく呟く亮。とても、可愛い。
 晶は周囲に目を配った。みな、朝が早かったせいか、バスの揺れに身を任せて眠りこけている。
「ね、亮」
「あー…」
「おまじない、してあげる」
 晶は、身を起こすと、そのまま顔を寄せ、亮の唇をそっと塞いだ。
 すぐに顔を離す。ほんのわずかな時間のキス。
「……効いた?」
「……効かない」
「あ、悔しいな……じゃ、もう一回」
 亮の言葉を免罪符に、晶はもう一度、唇を寄せていた…。






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