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月が、僕を。
【ファンタジー 官能小説】

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月が、僕を。-2

真っ白な獣の毛が……背中と腕を覆い始めてるんだ。
まだ、服の内側だから、気づいてないんだろうけど。
息ぐるしくなって、僕は口を離した。
「……リクトっ……」

……名前を呼ばれて、はっ、とした……
僕は全身に力を込め、頭の中にブレーキを掛けようとしてた。
「……やっぱ、やめよ……?」

……僕は、ちょっと寂しそうに、笑った。

「なんで……?」
「……だめだっ、だめっ、痛いし、怖いことなのに、何で……」

今度は彼女が僕の唇を奪ってきた
「……大丈夫だよ……リクトのなら、平気な気がする」
……違う、そうじゃ……ぁぁ。

一瞬、視界がぐらりと揺れた。
多分、僕の瞳の形が変わったんだ。
「……大丈夫」
「………ぅぅ…」

僕の服をゆっくり脱がせてくれた。
もう、僕の首の下は、ふさふさとした、毛皮になってる。
ジーンズだって、大きく体を動かしてしまえば、すぐにバラバラに破けてしまうぐらい、パンパンに締め付けられているし。尻尾のところには穴が開いちゃってる。

とっさに僕は顔を覆った。
もう、人の顔じゃ居られないから。
そこを、きゅっ、と彼女が抱きしめて、くれた……

嬉しさはある、だけど、それ以上の感情が湧き出てくるように強くなってる。

だけど、どんどん、体中が軋みを上げて、僕の体を大きくさせてる。
ビチッ……ビリッ……バリッ!と大きな音を立てて、ジーンズが布切れになった。

前かがみになった、僕の体、
全身に人知を超えた厚みのある筋肉と、轟々と生えた獣毛。
顔は……多分、前、鏡で見たときと同じ、狼のもの、だと思う。


……もう、だめだ。


僕は完全に見下ろすような感じになっている彼女を押し倒した。
僕の体重のせいで、ベットが悲鳴のような軋みを上げる。
「……リ」
と僕の名前を呼びそうになった彼女の胸を、僕は手の先の鋭いつめで、彼女のワンピースを切り裂く。
「キャッ」
と声がしてから二つの形の良い乳房が見えて、僕は不意によだれを垂らしてしまった。
長い舌を、這わせていく。もう、どういう風にやってるのかわかんないけど、
嘗め回す、って行ったほうがいいのかな?
「……ぁっ……はっ、や……んっ」
僕は彼女の乳を舐めるのに夢中になってた。
尻尾がバタバタと左右に動いてる。
唯、声を聞くのが嬉しくて、顔を激しく動かしながら舌を這わせてた。
「今度は……ぁんっ……こっち、こっちもっ……んっ」

と、彼女は恥部を指さしてる……。
無意識に舌をそっちにやって行いき、また、舐めまわす。
もう、何も考えられないから、尻穴も一緒にベロベロと舐めてやる。
「あぅっ……あっ……いぃ……すご、すごいよぉっ!」
舌の中が変な味でいっぱいになってる……これが女の味って、奴?
っていうか、感じてる暇もなかったんだけど。

そんな声を聞いてくると、僕も股間の辺りに血が集まってくる感じがする。
初めからこういうときって興奮してるんだけど、それ以上に。

僕はへたりと、彼女の上に腰を落とした。

ぐにゅっ、と僕の肉棒が彼女のおなか辺りに当たるのを感じて
彼女はビクッと動いた。
じっ、と僕は彼女を見ると顔を真っ赤にして、息が苦しそうだった。
「はや、くっ……いれっ、いれてぇ……もう、我慢できないのっ」

と僕にお願いしてた。

僕はひょいっと、彼女の体を反対側にして、すぐに差し入れる。
「い゛、い゛たいっ!」

やけに、狭かった……凄く締め付けられてる。
でもそれがまた良くて、僕は腰を沈めた。
といっても、そのときにはもう、僕の意思なんて全然無かったんだけどね。
「いたいってばっ、や……やめて、やめてよっ!」

構わず、僕は押し込んでく。


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