投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

「一つの在り方…」
【調教 官能小説】

「一つの在り方…」の最初へ 「一つの在り方…」 2 「一つの在り方…」 4 「一つの在り方…」の最後へ

「一つの在り方…2」-1

プァ〜ン…ガタンゴトン…ガタンゴトン…プァ〜ン…
日頃よく利用する電車。車内は入口付近と車輌の前半部は向かい合いの席で、後半部はボックス席となっている。ドアは車輌の前後に四つ。平日の昼間だという事もあり人はまばらである。学校をサボったのか…少しガラの悪い高校生、外回りと思われるサラリーマン、仲の良さそうな主婦、大学生くらいだと思われる少し化粧が乗り綺麗に着飾っている女性。皆それぞれの時間を楽しみながら電車に揺られている。
プァ〜…ガタンゴトン…ガタンゴトン…プァ〜
その中で、車輌の中部付近の…とりわけ人気の無いボックス席で朋は一人うつむいていた。顔を紅潮させ…額には冷汗でグッショリと濡れており…少し足をカタカタと震わせて、膝の上で力強く握り拳を作り何かを耐えている様子である。回りの雑踏のせいで、目を凝らして良く見なければ見落としてしまいそうな異変だが…それを通路を挟んだ反対のボックス席で、内心ニヤニヤとほくそ笑みながら、真はそんな朋の様子をじっくりと観察していた。

熱く…そして長い一夜を過ごし、真は帰宅の支度をしている最中にふと「次の休みは…少し外に出て躾てみようか。」
と呟いた。そんな真の一言から朋の恥辱に満ちた一日が始まった。もちろん半分は冗談だと思い、朋は聞き返す。
「え?…外…ですか?ご主人様。」
真の言ったことがまだよくわかっていないらしく、目をキョトンとさせて見つめている。
「そうだ。次の日曜…昼の二時に駅前で。服は…いつものな。ブラとパンティはつけていていい。わかったな?」
簡単に時間と服装を指定し、真は軽く口づけをして、別れを告げた。朋は愛おしそうに主を見送ると、真の言ったことを思いだし、期待感と同時に恥ずかしさでその日は何も手に付かず、ねっとりと、秘部を熱くほてらせながら、頭の中では行われるであろう調教のシーンが拙いながらも再現されていた。
日曜日、朋は言われたとおりの服装で駅前に立っていた。肩まで見える少し露出度の高い白いセーター、ワインレッドのマイクロミニ…朋の容姿、スタイルもあってか嫌でも周囲の男性の視線を釘づけにする。絶え間ない羨望に似た視線をチリチリと感じ…朋の秘部は次第に熱を帯びて行く。うっとりと…無意識で視線に酔いしれている朋を、真の声が現実に引き戻す。
「朋。待たせたな。」
一瞬ハッとなり我に帰ると、朋は妄想していたことが主にバレてはいないかと恥ずかしくなり、顔を真っ赤にし、
「い、いえ…今来たところです。」
と、動揺した様子で相槌を打つ。軽く2、3会話を交わすと…真は小さな紙袋を渡し、
「今からトイレに行き…これをつけてくるんだ。朋…。」
と、耳元で囁く。真の囁きで官能の世界に引きずり込まれそうになりながらも、朋は公共の場…という自制心を何とか働かせ、紙袋を受け取り朦朧としそうな意識の中トイレに向かう。気持ちを落ち着かせたいと言うこともあってか…洋式のトイレに入り、鍵をかける。
キィィィ…パタン…ガチャ…

便座に腰掛け…ふぅ…と一息ついて、受け取った紙袋をガサガサと開ける。中を覗き込むと…そこにあった物は、先程の落ち着きなど一瞬で吹き飛ばしてしまいそうな程、朋を驚愕させた。
「(これ…何?ローター?こんなものつけて電車に乗るの…。)」
ためらいつつも…主への忠誠心と期待感でゆっくりと中の物を取りだし…片足を便座に持ち上げる。マイクロミニの赤いスカートが腰までめくれ…真っ黒な紐付きのTバックがあらわになる。そっとパンティを横にずらすと…クチュ…っと卑猥な音がトイレに響く音と同時に…朋の心臓の鼓動も自然と速度を増し…決心を固めたように秘部の奥へと、その物を滑り込ませていく。

…クチュ…ニュプ…グチュ…
「あっ…んっ…ふぅ…はっ…あっ…」

秘部の恥ずかしい音と朋の淫らな声がトイレ内に響き渡る。何とか奥まで挿入が終わると、朋は上げていた足を無意識に下ろし…少しぐったりとしながら肩で息をし…衣服の乱れを直すとおぼつかない足取りで主の元へと急ぐ。

改札口の付近で切符を買い終わった真は、愛用の煙草を吹かしながら朋の出てくるのを待っていた。トイレから出て辺りを見回して主を探す朋を見つけて、軽く手招きして呼び寄せ二人で改札を抜ける。


「一つの在り方…」の最初へ 「一つの在り方…」 2 「一つの在り方…」 4 「一つの在り方…」の最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前