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潮騒の郷@美少女・海戸田雅子
【OL/お姉さん 官能小説】

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潮騒の郷@美少女・海戸田雅子-4

早くキスを体験したい。雅子はベットの上に座り、ぽてっとしたくちびるの上に指をそっとおいた。(このくちびるを捧げたい…。この胸も…)
白いミニスリップの上から乳房をつかんだ。手のひらで絞るようにしながら揉む。
(誰にも揉まれたことのないおっぱい…哲さんに揉まれたい…)
秘めたる欲望の渇きを潤すためのマスターベーションとさよならできるだろうか。
スリップの胸元から指を入れた。ブラジャーのレースの下を潜った。乳首に触れると、心地よい快感が走った。
「ぁっ、ぁっ」
吐息が洩れる。左手で内腿を撫でる。少しくすぐったい。ゆっくりと足をひらいて、ブルーのナイロンパンティの上に指を這わせる。指頭で布ごしにク○ト○スを弄ぶ。そこは鋭い感覚をよぎらせていて、直に触るよりも、下着越しのオナニーの方がおののきが緩む。
「ぁっぁっ、ぁぁ、哲さん…」
人さし指と中指の指頭でク○ト○スを摘み、指を小刻みに震わせた。
(きもちいい…)
熱い泉は秘裂から零れて下着を汚して内腿にひとすじ流れた。
(早くお風呂にいかないと…)
部屋がノックされた。
「雅ちゃん、お風呂いかないの?」
同僚の磯和紀子の声だった。
「今、着替えてるから先に行ってて」
「はーい」
雅子は、愛液で濡れたナイロンパンティを脱いで、さくらんぼ模様のパンティに穿き替えた。Tシャツとジャージを着て、お風呂場へと―。
雅子が部屋を出たあと、主のいない36号室の外のベランダでゆっくりと動く人影があった。
第五章
同じ頃、男子寮21号室。谷本滋はベッドの上に寝転がりながら、平凡パンチのグラビアを眺めていた。今週のグラビアのトップページは水着姿の三田寛子だった。
(三田寛子ってまだ15才なのかあ。いいプロポーションしてるなあ。清楚だけど匂い立つ色気がある)
滋はアイドルの水着の内側を想像してみた。しかし、脳裏に浮かんできたのは――。
一週間ほど前のことだった。ランチタイムの慌ただしさが収まった昼すぎ。先輩が仕込んだクールコンソメを急激に冷やすために、ロックアイス(氷)が入り用になった。調理場を出たところにある製氷機の前に来ると、雅子が前傾姿勢でワインクーラーに氷を入れていた。ウェイトレスの制服、すみれ色のタイトスカートからすらっと伸びた足が眩しかった。
(きれいな足してる…お尻がボーンと突き出ていて、スカートが張り裂けそうだ)
滋の股間は膨れた。あわててズボンの前を見た。チャックが少し開いている。あわてて、その場に手鍋を置き、姿勢をしゃがめた。チャックを上げようとした滋の目に飛び込んできたのは――。
滋は思いだしていた。可憐な乙女のヒップを包んでいる肌色のストッキング、弾力のある双丘にゴムが食い込んでいたブルーのパンティ。
(ああっ、たまらない。たまらないんだ―)
(それにしても坂口の奴、デートの失敗談を岩木の目の前で話すなんてどうかしてる)
滋は、プレイボーイの岩木が雅子を狙って動きだすことを恐れていた。
滋は、雅子の下着姿を妄想しながら、トランクスのなかに手を入れた。最近、女子寮では、鼠小僧エロ吉と呼ばれる下着泥棒が出没しているらしい。
(鼠小僧と知り合うことができたら…)
滋が肉棒をしごき始めたとき、ノックの音がした。
「もう寝てますけど」
「まだ起きてるんでしょう。ゴキオちゃん」
女性の声だった。女子禁制の男子寮になぜ??
慌ててドアを開けた。
ハンチング帽を深くかぶり、サングラスを掛け、革のジャケット、革のズボン姿の男、いや、男に見える女だ。女はズカズカと部屋に入ってきた。「誰だ!人を呼ぶぞ」
「滋ちゃん、自家発電してたの?臭うわね」
女はサングラスを外した。
「山川さん!」
ショートカットにキツネのような切れ長の目。農園課の山川麻衣子だった。


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