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アイツ
【初恋 恋愛小説】

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アイツ-2

「え〜それでわ〜かんぱーーいっ!!!」代表として正也が飲み会にはありがちの言葉を言う。「みんなおめでと〜!!特に蓮とリョウ〜!」....普段ならぶっ殺してるところだがまぁ今はどうでもいいな。そう思い気が付くと成績悪い奴ら同士で乾杯、いい奴ら同士で乾杯をする事になっていた「いや〜でもマジでよかったよねうちら!!最初はマジで中退するかと思ったも〜ん!」「ほんとだよな!ま、今となっては余裕かな?みたいな感じだしな〜!」「うわっ、その顔キモっ!70ギリギリだった奴がよく言うわ!っつーかさっきの顔もっかいもっかい!!アハハハハ〜!キッ、キモいわ〜!」「キモいとかゆーなって!!」 ‐‐‐‐ ‐‐‐‐ 「楽しそうだね、葉芽野君と蓮ちゃん」「ま、あいつらよく受かったと思うしな」「あたし達も勉強する時間かなり削って教えたもんね〜」「それで受かってくれなかったらメッサ困るじゃん」「そうだよね!ま、今日は無礼講だし私も飲も〜!」と瞳がテーブルの上にあるグラスを手にとって飲んだ。そしてそれから一時間後.....ベロンベロンになったオレらはようやく帰ることにして身支度を始めた。そしてここからが本当の勝負。「じゃあ、いつものやるか!!」「やりますか!!」「や、やっぱりやるんだ..」「蓮も正也もやる気だしやったるか!」そう、じゃんけんをして負けた奴が全額払うという地獄のルール。しかし最近はオレが負けてるんだが..まぁいいか。「行くぞッ!!」「じゃんけんホイッ!!「ホイっ!」「ホイっ!」「ホイっ!」........「...うっぎゃャァァァァァァァァァァァ!!」じゃんけん始めてジャスト十秒後にある奴が吠えた。そう、オレではなく、蓮。「え〜!!?ちょっとちょっと何でぇ?いつもならリョウが負けんのにぃぃぃ」「あのなー、たまには蓮、お前払えよ!少しぐらいならオレも払ってやるから」「マジですか!さすがバカリョウ!!」「お前、バカって!!バカ言うな!そのかわり5万だけだからな〜支払うのは〜」「!......」「...じゃあ、リョウ!あと頼むわ!オレ、瞳と一緒に帰るからお前も蓮と帰ったれや!」「....は?」「おいお〜い!いいじゃねぇか!お前ら、なにげに家近いんだから!」「じゃあよろしくね。葉芽野君!バイバ〜イ」..あいつら殺したい.......いやいや!そうだ!あいつらは付き合ってるんだ!こーゆー時に気を利かせてやらないとな!オレは無理にそう心に念じ深呼吸して蓮を見た。「リョウ!!二人になっちゃったし帰るよっ!!ったく!」「..怖いんですけど」「うっさいよ!なんで私が払わなきゃいけない訳!?いつもあんただったじゃん!」「お前、たまになんだからいいじゃん!」その言葉をオレが言ったら珍しいことに蓮が悲しそうな顔をして「そうだよね...いつもあんたが払ってたんだよね...」と静かに言った。「...?そうだけどそれが?」いきなり見せた顔に少しびっくりしてオレは答えた。「...だってあんた飲み会がある日に何円ぐらい使ってたのよ!?相当な額になるハズじゃないの?」「んぁ?そんなの大丈夫だって!オレ、飲み会だけのためにバイトして金ためてたもんよ〜。おかげでもう全額使っちまったけどな〜」「...バカ」「蓮〜、お前まだオレのことバカ言うんかい...さすがに悲しいぞ?」「.....」「....蓮?」「...なんで?なんで、他人のためなのにいつもそこまでやるの?」そう言った蓮の声は今にも消えてしまいそうなぐらい小さかった。そしてまたいきなり黙ってしまった。「れ、蓮?」「....あたし、先帰るね」「は?お、おい!ちょっと蓮!?」そう言って引き止めようとしたら蓮は走って帰ってしまった。何なんだ?オレ、何か気に触ること言ったのかな?いくら考えてもわからないのでオレはまたゆっくりと歩き出すことにした。しかし具合が悪くなってきた。さすがに飲み過ぎたのかもしれない。途中、公園を見つけ約一時間ほど眠ってしまった。起きて時計を見てみたら夜中の一時半だ。まだ高校生だしこれはまずいと思い、少し足早に帰ることにした。そして時計が2時ちょうど過ぎをさした頃、そう遠くない場所から女の声が聞こえた。かなりの大声で叫んでいる。...オレは信じられない光景を見た。「やめて!!放してください!」「なーんでかな〜??こんな時間に一人でいけない子だよね〜〜」「そうそう!お兄ちゃん達が家まで送ってってあげまちゅよ〜?遠慮しないでさ〜」「ホラ、行こう行こう!おとなしくすればなんもしないんだから〜」「いや!!放してよ!助けて!!助けてリョーォォォォォ!!!!」「チッ!大声出すんじゃねぇよ!このアマ!「おい!口塞げ!」「はいよ!!」「やめてっ!..」ドガッッッ!!「ゲェ!!っくしょ!誰だオイ!!」「てめぇらクズに名乗る名前なんてないね!おい、蓮!大丈夫か!?」「邪魔しやがって!おい!やっちまえ!」「なめやがって!」「さっさと家に帰んな!!」いっきに大柄の男三人が詰めよって来た「死ね!」「グッ!!ガッ!」いきなりの攻撃が腹にヒットし更に他二人からの殴打が体中に浴びせられる。


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