魔獣-1
「ここはどこ…?」
暗いどこか…部屋に私はいる。辺りを見回すと、男性物のジャケットがサッシに吊されている。あとはがらんとしていて生活感のない室内だ。
「気が付いたか…」
奥の方から長身で、がたいのいい男が姿を表した。
私は起き上がろうとするが手足を縛られている為起き上がれない。
「これ、ほどいてよ」
私は強気に言うが、男は歪んだ笑みを見せながら私の足を撫でた。
「お前、自分のおかれてる状況わかってないのか?」
「解かないと大声出すよ」
男はクククッ…と笑と、私の口に丸めた布を押し込んだ。
「これで声も出ないだろう?」
「んんー、んんんー…」
私はもがいたが手足のロープが肌に食い込むだけだった。痛い…。
「動くなよ。痛くなるだけだそ?」
男はそう言うと、私のソックスを脱がせて足首を撫でた。あまりの気味の悪さに私は仰け反った。
「お前を味見するよ」
足首がくすぐったい。生暖かい息と、湿った舌が這うのを感じる。やめて…。
ピチャピャ…。
男は足首から足の爪先まで舌を這わせながらキスをすると、私の親指を口に含み舐めたり吸ったりしはじめた。
くすぐったい。やめてちょうだい!
男は足の指と指の間に舌を入れ、レロレロと舐める。男の手がスカートに触れる…が、スカートの中には手を入れず、ブラウスのボタンを外していく。
「んんん!」
男はブラの上から胸を揉みながら私の首筋を舐める。私は首を振るが男に首を締め付けられ、苦しさのあまり暴れるのをやめた。
「おとなしくしな」
ブラのホックを外し、あらわになった乳房を貪る。男の右手が左胸に触れると、体に電気が走るような感覚が走る。
「何だ。感じてるんじゃねえか?」
親指と人差し指で乳首を挟み、摘んだりひっぱったりする。右胸に舌を這わせ、脇の下から乳輪のまわりに円を描き、乳首に歯を立てて吸ったり舐めたりを繰り返す。
快感の波が私を襲う。
私は自然と仰け反り、乳房を男に曝け出した。
「もっと舐めて欲しいのか?」
私は横に首を振る。
男は笑うと、太股に手を這わせた。パンティの上からアソコ撫でられる。だんだんと変な気分になってきた。自然と自分から股を開いて男に愛撫をねだっている。
男は私の足を縛っているロープを外すと私のパンティを脱がせた。