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妻を他人に
【熟女/人妻 官能小説】

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妻を他人に (10) 変化-6

「これはひどい……」
「怖いよー」
「いっそ誹謗中傷のがまだブロックとかできるぶんマシだな」
「えー。誹謗中傷はやだ。パパが大好きな巨大掲示板の人たちとか……」
「あれは単なる下ネタだぞ。親切装ってすり寄ってくるおじさんより可愛げあるじゃん」
「それが嫌なの。いろいろ想像で勝手なこと書いてくるし」
「当たってることも多いけどな。マン毛の濃さとか不倫とか」
「パパ怒るよ?」
「この写真の『秘密』もバレるかも……」
「もう……! やめてよ。そういうこと言うの……!」

 実は写真のゆき、トレーニング中というは嘘である。
 フレーム外でゆきの下半身はレギンスもショーツを穿いておらず、代わりにZのペニスが深々と突き刺さっている。ドギースタイルで尻を突き出しバックでハメられている写真なのだ。苦しげに見える表情は快楽に歪む顔、オーガズムを迎えるまさにその瞬間を捉えた、正真正銘のハメ撮り画像である。滴る汗粒に見える液体のうちいくつかは、この直前に顔面射精を果たした私の精液である。
 そんなエロチックな写真でも上半身だけならトレーニング中に見えるということで、ゆきがトイレに行っている間に男二人がふざけて投稿してしまった。

「おや? さっそく巨大掲示板で下半身がまったく写ってないことに言及してるやつがいるぞ。ふふふ」
「やだぁーー。あーもう……今からでも削除しようかな……」
「かえって怪しまれるぞ。消せば増えるのがネットの真理」
「本当に大丈夫?」
「念入りにチェックしたからバレっこないよ。それよりほら、生クリームがまた唇にくっついてるぞ」

 適当なことを言い、妻を押し倒しキスをする。
「きゃぁ……! ん、んん……んむ……」
 さきほどから、ゆきのトレーニングウェア姿が眩しくてムラムラが収まらないのだ。ただでさえ久しぶりの3Pで二本のペニスに健気に奉仕し、その美しい顔に大量の精液を浴びたゆきはいやらしかった。かすかな疲労を浮かべ、甘い汗の香りを薄っすらとまとった愛妻は、ただ座っているだけで色気を撒き散らしている。

「ねぇ……ちょっと……なに? だめぇ……パパ……ん、んん……!」

 ゆきは口では抵抗しながらも興奮に流され快楽に溺れていく。夫がパンツを脱ぎ、ゆきの頭をその場所へ押し付けた。夫のペニスをしゃぶるゆき。その後ろから、Zが尻を掴みレギンスをずりおろして入ってきた。

「んふぅっん……! ぁむんぐ……っ! んぷ……はぁっ! んぐ……ぷ!」
 ゆきの上下の口が、またたく間に男たちの陰茎で串刺しにされた。
「トレーニング中にゆきさん犯してるといまだに思い出しますよ。ほら、二度目の僕たちのセックス……もう一年以上経つんですね」
「ひやない……おもひらせない……んぐ、ぁぐ、んぐ、んぷ……!」
「あのときもトレーニング後でした。ゆきさん、今みたいに少し汗ばんでてセクシーでしたよ」
「んんん……やらぁ……なんのころ? ひやないもん……んぷ、ジュル、んぷ、ジュル……わふれひゃったもん……んんんんぐ……っ!」

 無論、忘れるはずがない。
 男女というものは一度でも肌を合わせると、次のセックスへの心理ハードルが格段に下がるという。ゆきにとってもそれは例外ではない。二度目のZへの貸し出しセックスでゆきはいとも簡単に身体を許し、初回以上に何度もイかされた。

 それだけではない。
 他人とのセックスの味を「忘れられなくなるかもしれない」という彼女の不安は、二度目の貸し出し以降、予期した以上の形で現実となる。
「夫のため」、「夫が喜ぶから」という大義名分を言い訳に人妻の貞操観念は少しずつ崩れていき、ついには三人の男と公認不倫デートを繰り返すまでになった。Xも含めれば四人の男と婚外交渉、さらには肛門性交まで行い、あるいは今日のように都合をつけては夫を交えた3Pセックスを愉しむ日々。

 一年前のゆきがもし今の爛れた性生活を知っていたならば、Zへの二度目の貸し出しを受け入れたかどうか。答えは誰にもわからない。


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