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こいびとは小学2年生
【ロリ 官能小説】

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麻衣ちゃん幸恵ちゃん・19歳うぶっ子の生膣臭-2


 ささやきとつぶやきの間くらいのボリュームで漏れた麻衣ちゃんの声は、わずかにかすれている。心許なげに麻衣ちゃんを見ていた幸恵ちゃんの瞳が、ぎゅ、と閉じられる。

「あ、う、ああ、うん……」

 たぶん俺の口腔内も麻衣ちゃんと同じで唾液を切らして乾いていて、そのせいか言葉が思うように転がり出てこない。いや嘘つけ、単にアドリブが効かないだけだろ。
 けど。口は不器用でも下半身はなんというか正直だ。収まりかけていた勃起が蘇り、それにつられるように心拍数も上がっていく。おかげで脳に血流と酸素が届いたのか、俺の素人童貞ながら妙に発達したエロ回路が機能しはじめる。

「……もちろん。もし俺が麻衣ちゃんや幸恵ちゃんのこいびとだったら、やっぱり、その、したいと思うと思う、その、……」

 くそ。日本語がおかしい。やっぱりここはシンプルにストレートなほうがいいんじゃないか、ここまできたら。

「麻衣ちゃんと、幸恵ちゃんと、…セックス、したいと思うよ」

 ぴくぅ、と、麻衣ちゃんの力んだ方が一瞬上下に揺れる。幸恵ちゃんが閉じた両足にさらに力を入れているのがそのかすかに震えるひざ小僧でわかる。
 生まれてから19年間、まだ一度も彼氏がいたことがない、もちろんキスもセックスも経験のない女の子。それでいて決して俺の性欲を刺激しないような子じゃなく、生真面目で素朴でちょっと垢抜けないけれど、たぶん大学のクラスでも中間くらいにはかわいくて、けれど男の子にアピールするものが少なくて恋愛の機会が薄い子。でも、19歳の女の子らしく恋愛はしたくって、そして、たぶん頭でっかちに、ある意味ムッツリ的に性にも関心がある子。少なくとも麻衣ちゃんがそうだろうとはこないだの琴美と一緒におまんこを見たときから感じていたし、その友達で同じような悩みを抱えていてこの場所に一緒にいる幸恵ちゃんも、たぶんそうなんだろう。
 そうしたら。俺でもこの二人を、リードできるんじゃないか。
 モスバーガーから数えて五十回目くらいの咳払いをした俺は、あえて二人の顔から視線を外して言った。

「麻衣ちゃんさ、こないだ俺と琴美に相談したこと、あれ、幸恵ちゃんには話してる?」

 うつむいたまま、もうこれ以上角度がつかないと思えるほどに下向きになっている麻衣ちゃんの頭が、かすかに上下に動いた。

「そう、じ、じゃあさ……幸恵ちゃんにも、同じように、うん……麻衣ちゃんと一緒に、見てあげても、いいよ」

 なにが「いいよ」だよ、うぶな19歳の処女おまんこだぞ、本来ならば土下座したって見せてもらえないどころかこんなことを切り出した時点で変態扱いされるのがふつうだぞ。
 でも。閉じていた瞳を開いた幸恵ちゃんが、潤んだ視線を麻衣ちゃんの顔に向け、右手を麻衣ちゃんの左手に重ねた。前歯でかすかに下唇を噛むその仕草からは、なにかの決意のようなものを感じる。
 その決意が身体の緊張のポイントを移動させたのか、ふっ、と弛緩したように幸恵ちゃんのひざ小僧の力が抜け、ぴったりと閉じていた太腿が開き、薄青色のショーツが俺の自動的に移動した視界に高感度で収まる。真正面に見える、幸恵ちゃんのむっちりとした太腿の間の股間を包むショーツ。そのクロッチ ―俺用語で膣当て― の生地が、うっすらと湿って濃くなっているのを捉えた視神経が、俺の前頭葉と下半身に同時にシナプスを送った。
 ややへっぴり腰気味にゆっくりと立ち上がり、恐る恐る俺に視線を合わせた幸恵ちゃんにやさしく ―のつもりだけどもしかしてやっぱりぎこちなかったかもしれない― 微笑んで、なるべく声を震わせないようにして言った。

「ちょっと、トイレ、借りるね」



 至近距離に座っている19歳の処女JD二人の体温や息遣い、かすかに火照った身体から立ち込める女の子の匂い、緊張して水分量が少なくなった口腔から漏れる麻衣ちゃんと幸恵ちゃんの処女息臭。そのあたりを堪能する余裕はほとんどなかったけれども、狭い空間で麻衣ちゃん幸恵ちゃんと三人っきり、幸恵ちゃんのショーツを覗き見て俺が発した「セックス」の単語への二人の過敏な反応を見て、そしていま俺がドアを閉めてチノパンとボクサーパンツを下ろした空間が一人暮らしの幸恵ちゃんの部屋のトイレだ、というだけで俺的には全部乗せだった。
 幸恵ちゃんの部屋のトイレ、幸恵ちゃんの裸の太腿とお尻が触れる便座、幸恵ちゃんだけがお尻やおまんこを無防備に晒しておしっこしたり生理用ナプキンを取り替えたりする空間で、おそらくここに初めて入った男である俺の、初めて幸恵ちゃんの一人暮らしのアパートの中で露出された勃起したおちんちんは、トイレットペーパーを準備する間も与えてくれずに普段は幸恵ちゃんのおしっこやうんちくらいしか受け止めない便壺に粘っこい精液を盛大に射精した。思わず漏れそうになるうめき声を必死に堪える。こんなカッコつけに意味があるかどうかはわからないけれど、我慢できずに射精してきたという顔でトイレを出たくはない。
 便座やタンクに精液が飛び散っていないか確認して、いまさら手に取ったトイレットペーパーで亀頭から垂れる精液を拭い取り、便壺に落とす。小さくため息をついて、「小」のほうにフラッシュコックを回し、幸恵ちゃんが賃借人になってからのトイレにとって初めての精液を水流で流す。
 息を整え、ゆっくりとトイレのドアを開け、後ろ手に閉める。パールグレイのシーツのベッドに向き直った俺の心臓が、どくん、と激しく一発銅鑼を鳴らす。麻衣ちゃんと幸恵ちゃんが、ベッドの前で、並んで手を硬く繋いで、下着だけの姿で立っている。俺の視線を受けた幸恵ちゃんは、さっ、と下を向いてしまったけれど、麻衣ちゃんは今度はうつむかず、けれどもちょっと震えた声を漏らした。

「あの……はい、あの……私と、幸恵……その……ど、どうですか……」


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