投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

熱帯魚の躾方
【SM 官能小説】

熱帯魚の躾方の最初へ 熱帯魚の躾方 24 熱帯魚の躾方 26 熱帯魚の躾方の最後へ

捕獲(一)-1

 「お疲れ様でした〜!」「ああ、お疲れさん!」「じゃ、俺はスーパーに行って来るから、ゆっくりしてて!」「私も行きます!」「そうか?じゃ、一緒に行こうか。」店のロゴが入った軽バンの助手席に沙莉を乗せて走る。胸の間をシートベルトが通り丸く大きな乳房が強調される。デニムの短パンから覗く太腿も滑らかで柔らかそうだ。
 スーパーに着き、カートを押しながら二人で買物をする。帽子を被って眼鏡をかけているとはいえ、沙莉のスタイルは周囲の目を引く。Tシャツを押し上げる大きな乳房、デニムの短パンからカモシカのように引き締まった長い脚が伸びる。老若男女皆必ず沙莉を見る。可愛らしい少女のように「キャッキャ」とはしゃぎながら買物をしている。私と彼女の関係は、周囲にはどう見えているのだろうか?

 自宅に戻り、すき焼きの準備を始める。「へー、糸蒟蒻ってそんな風に臭い取るんですね。」「ちょっと聞いてくださいよー!」から沙莉の他愛のない話が始まる。女性は男性に比べて、コミュニケーション能力が高い。故に話が上手い男より話を聞いてくれる男を好む場合が多い。何時までも止まらない話を機嫌良く聞きながら、料理は仕上がっていく。

 四人掛けのテーブルに向かい合って座る。「かんぱーい!」グラスのビールを一気に半分ほど呑み干した沙莉。「ほら、鼻の下に白い髭が出来てるよ!」「えーッ?」沙莉が鼻の下を指で拭う。「うっそー!」舌を出して沙莉をからかう!「もー、店長やだー!」最近は、何時もこんな調子だ。沙莉と二人で居るだけで、十分すぎるほど楽しいのだが、心の奥底から湧き上がってきた黒い欲望の炎は、それだけでは満足にはほど遠い。

 二杯目のビールが空く頃には、沙莉の顔がほんのりと赤くなった。「私、顔に出るから恥ずかしいんですよ。」「顔に出るほうが、俺は可愛くていいと思うな!でも、結構イケるほうでしょ?」絶え間ない会話は進む。
「あー、美味しかったー!ご馳走様です!」
 二人て後片付けをしながら、沙莉に聞く。ここで帰られたら、今回はこれ以上おせない。
「まだ、ワインあるけど、もうちょっと呑む?」「もう遅いし、どうしようかな?」「帰り自転車でしょ!夜道、危ないから、泊まっていってもいいよ。」「えーっ、どうしよう?」ここで泊まる方を選択するなら大きなチャンスだ。「前に泊まった娘の部屋で良かったら、使っていいよ。着替えも娘のあるし…。」下手に押さない、これが大切だ。
 ソファーに並んで座り、残ったワインをグラスに注いだ。

「じゃ、御言葉に甘えて…。」よし、全ては整った。ここからが、勝負だ一気に追い込む!「珍しい熱帯魚の映像があるんだけど観る?」店からノートパソコンを持ってきて、無線LANでテレビと繋ぐ。勿論、ただの映像ではない。
「うっわー、綺麗?これ川ですか?」「アマゾンの雨季にだけ現れるクリーク。まあ、入り江というか湧水の池だね!」しっかりと映像に魅入っている。
 映像が切り替わる。「えっ?」沙莉が両手で口を押さえる。流れているのは、テレビ取材で初めてうちの店に来る前、公園で露出オナニーをしているSC3の映像だ。スカートを捲ってパンティを脱ぐところからトイレの個室でオナニーするところまでが映し出されている。
 何も言わず反応をみる。顔を俯けて「あの、私帰ります!」
 声を荒げて「ちゃんと観なさい!大変なことになるぞ!」テーブルを叩き、強い視線と言葉で威圧をかける。「でも…。」右手を掴む。「今、帰るとバラすよ!」更に強い口調で圧力をかける。沙莉の身体が硬直した。追い込まれて逃げ道を失う直前だ。
「これ、沙莉ちゃん?」首を横に振る。今、沙莉に出来る精一杯の抵抗だ。次にフォルダーから拾ったモザイクの無い映像に切り替える。沙莉の顔は勿論、性器やその両横のほくろまで鮮明に映し出されている。
「えっ、何で?」赤い顔がどんどんと青ざめていく。両手で口を押さえている。「何で嘘つくの?」「これ、私じゃ!」「もう、言い訳出来ないよ!わざわざ◯◯公園で露出プレイして、オナニー?その後にうちに取材なんて、ビックリしたよ!」あえて言葉を荒げて追い詰めていく。沙莉が動揺して涙を浮かべている。ここからは、なだめるように優しく話していく。
 違う映像に切り替える。テレビにも出てくる有名AV女優の映像だ。「今はね、モザイク除去なんて簡単に出来るんだよ!」テレビを二画面にして説明する。「左が加工前、右が加工後。」俯いていた沙莉がいつの間にかじっと画面を見ている。「さっきのはね。以前の会社の部下にアプリを借りて、モザイク除去した物。」「何が言いたいかわかる?」沙莉を見つめる。目を反らして、怯えた小動物のように震えている。きっと、沙莉の中では、脅迫され犯される映像が浮かんでいるだろう。
「強く言ってごめんね。ああでも言わないと沙莉ちゃん、話聞かないでしょ。」沙莉が一瞬こちらを見た。チャンスだ!
「もし、沙莉ちゃんのリスナーが、りさが沙莉って気づいたらどうする?お母さんやお姉さんが知ったらどうする?」沙莉が私を見た。まだ、かなり怯えている。「これは、早く消しなさい。リスナーの誰かがこれを見て、モザイク除去したら大変なことになる。」沙莉にスマホを手渡した。震える指で慌てて消去している。
「出来た?」スマホを取りあげテーブルに置く。ここから、沙莉の心理状態を読み取って上手く誘導しないといけない。


熱帯魚の躾方の最初へ 熱帯魚の躾方 24 熱帯魚の躾方 26 熱帯魚の躾方の最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前