甘い同棲生活②-8
「んん、恥ずかしい……そんな、言わ、ないで……っ」
「加奈子が、僕と違って綺麗すぎる……から。めちゃくちゃに、僕の手垢で、せーしで、どろどろに汚してやりたい」
「ん、ふ……ぅ、そ、そんなの、すればいいじゃない……恥ずかしいけど、やじゃ、ないよ……」
恥ずかしがる癖に、加奈子は平気でそんなことを言う。
理央が興奮し、嬉しくなるようなことをーー
「は……ぁ、ん、そんな、速くっ、………んん、何回もいっ……ちゃ、うっ」
さらなる摩擦を求めて、加奈子も腰を小刻みに動かす。
眉間にシワを寄せ、何とか唇を噛んで、声を押さえて。
そんな理性のかけらを何とか残して、加奈子はさらに快感の高みを求める。
「ぁ、ああっ、いく………いくのっ……」
理央の熱い背中を抱き寄せて、ペニスが脚と脚に挟まったまま、快感が持続した状態で何とか立とうとする。
「も………っ、んん、頭おかしく……なる……こんなに、いやらしい、気持ちに……させて……はぁ……はぁ……木綿子ちゃ……、いる、のに……っ」
「じゃ、僕も……そろそろ、イキたいな……」
「ん、ぅ……これ、以上……は、ダメ……っ、も……ぉ、り、りおっ……」
いきなり、強引に腰を打ち付けて、にゅるん、にゅるん、とペニスが滑る。
加奈子は呼吸を荒くさせて、必死で理央にしがみつく。
「ダメっていわ……れても、汚してもいいなんて、言うから……っ」
うわ言のように、理央が言う。
加奈子のショーツに、ぐいぐいと張り詰めた先端を何度も押し付ける。
「加奈子……、出る……っ」
どくん、どくん、と体液が放出される。
加奈子の下着の中に、自分以外の粘着質な体液が汚していく感覚が広がる。
下着だけでは受け止めきれず、真っ白な体液が、加奈子の太ももを伝った。
「ん、んぅ………、太ももに、垂れて……るじゃない、溜め……すぎ、理央……」
細いが、年齢相応にむっちりとした太ももに指を這わせて、加奈子は体液をすくいとった。
すくいとった体液を見たあと、加奈子は理央をじっと見つめる。
「恥ずかしいけど……理央が、あたしの体で気持ちよくなってくれるの、あたしも好きだよ」
ちゅぱっ、と音を立てて、指についた体液を加奈子は丁寧に舐めとる。
聖母のような彼女は、理央と二人きりになれば、こんなにも妖艶になるーー
理央はそのことがただ、嬉しかった。
「シャワー浴びるから、先、戻ってて。木綿子ちゃんのこと襲わないでよ？」
ふふっ、と加奈子が笑う。
加奈子にしか目が行かず、こんなにも搾り取られて、そんな気持ちになるわけがないーー
そう思いながら理央は、むすっとむくれた顔をするのだった。