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先輩のセカンドバージンは僕のもの
【熟女/人妻 官能小説】

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甘い同棲生活A-4




柚木はそのまま友人宅に泊まることになったらしい。
夕方になって、理央は今日も加奈子と寝るのだと言う。

「寝室で寝なさいよ……」

呆れたように、今朝から敷かれていた布団の上に、理央がわざわざ二階から持ってきた枕を並べて加奈子は言った。

そののち晩酌が始まったのだが、大人だけしかいないこともあって、理央と木綿子は酒に酔うのが早かった。
加奈子はそんな二人を微笑ましそうに眺める。

だがさすがに昨日のように酔わせすぎてはと、早めに切り上げて、理央と木綿子を布団に寝かせる。
もちろん、二人きりにさせては木綿子が可哀想なので、加奈子も同時に二枚の布団の間に入った。

加奈子は木綿子の方に顔を向け、理央に背を向けている。

まだ、誰も寝息すら立てていない時だった。

加奈子の体を、理央が後ろから抱きしめる。

何かをしてくるとは思わなかったから、加奈子はその状態を気にせずに、目を閉じたまま、眠ろうとした。

すると、木綿子からは見えない布団の中で、腹に回した右手を下半身へ伸ばし、加奈子の太ももをゆっくりと撫でる。
気にしないようにしているが、昨夜から中途半端になされた愛撫のせいで、さらにはしばらく情事がなかったせいで、思わず反応してしまいそうだった。

太ももを撫でる手は、臀部をもなぞる。
指先でそうしたかと思うと、さらには五本の指で少し力を入れて捏ねられる。

隼人と三人で寝ていた時に加奈子が発情してしまった時でさえ、理央は触っていいかどうか確認をした。
加奈子はそれ以上、理央が何かしてくるとは思えなかったので、気にしないように、何もない振りをする。

しばらくすると加奈子が思った通り、理央の手の動きは止まって、すー、すー、と寝息を立てだした。
木綿子のほうも、すやすやと眠っている。

加奈子はどきどきしながらも、眠りについたのだった。


ーー約三時間ほど、眠った頃だろうか。
加奈子は用を足しに、布団の中から抜け出す。
アルコールのせいで口も乾燥しきっていたので、トイレの隣の、洗面台のあるバスルームへ入り、マウスウォッシュで口をゆすぐ。

(お水も飲んどこうかな……)


口をゆすぐのに使ったカップを軽く洗い、洗面台に置いて顔をあげたとき。

バスルームの引き戸が開いた。

「わ……夜中にびっくりした。どしたの?」

立っているのは理央だった。洗面台の前に立つ加奈子の体を後ろから抱きしめる。

「マウスウォッシュ、使うー。加奈子待ってて」

「うん」

バスルームは、入って右手に浴室があり、左手には手前から洗面台と、奥に洗濯機が置いてある。
理央が洗面台を使えるように、体をずらして、加奈子は洗濯機の前に立っていた。

理央が口をゆすぎ終わると、「戻ろっか」と加奈子が微笑む。


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