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先輩のセカンドバージンは僕のもの
【熟女/人妻 官能小説】

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後輩は私のものA-1




佳織との通話が終わり、ふう、と加奈子は一息ついた。
冷めたコーヒーの入ったマグカップに、口をつける。
佳織の興奮が少し冷めたあと、取り留めもない話をした。

「中村さんは佐藤くんと、一緒に住んだりはしないの?」と、聞かれた。

答えることができなかった。


ーー佐藤くんは、ずっと家にいちゃダメなの?


息子の柚木に問われたことを思い出す。

柚木の妊娠が発覚してからというもの、約十年もの間、柚木を育てることに必死で、理央と体を重ねるまで好きな人さえもいなかった。

理央のことを考えていると、スマートフォンが振動する。

着信はーー理央だった。

「もしもし……」

加奈子がスマートフォンを耳に当てて、そう言った。

「家だった?亨から連絡あって。加奈子、家にいると思うよって言われたから」

「うん……家。あたし、また亨くんにお膳立て、されちゃったのか。柚木、あたしの実家にいるんだけど、亨くんが遊んでくれるっていうから、帰ってきちゃった」

ふふっ、と加奈子は笑う。
幾度も体を重ねたのに、未だに何気ないやりとりが嬉しい。

加奈子と理央は会うことになって、加奈子が理央の家までピックアップし、昼食を取り終わったあと加奈子の自宅に向かう。

車を加奈子の家に停めて、近くの小さな神社に参拝したあと、二人はリビングでコーヒーを飲んでいた。

「何、お願いしたの?」

理央が笑って尋ねる。

「ん?……こういう時間が、続きますように、って。おばさんなのに、らしくないかな」

「えっ……」

理央が顔を紅潮させる。
佳織とセックスはできても、体を求められても、理央との時間は、彼女にとって隼人との時間と平等に大事なものだったろう。
だが、加奈子は違うのだとーー改めて実感させられる。

二人が特別なのでは無い。


(僕だけが……加奈子の特別って思っていい?)


「おばさん、じゃないし」

むぅ、と口を尖らせて理央は照れながら言う。

「加奈子は可愛いもん」

「ふふ、理央も可愛いよ」

理央の頭をぽんぽんと加奈子は頭を撫でて立ち上がる。

「柚木もいないし、お風呂、ゆっくり浸かりたいからお湯溜めてきちゃうね。理央も入るでしょう?いつも泊まりにきたときは柚木と入ってくれて、ゆっくり浸かれてないだろうから」

「わあ、やった。僕んちユニットバスだからね」

「ふふ。正月くらいゆっくりしましょ」

ーー別々に入るのかと思いきや、加奈子は一緒に入ることを提案してきた。
加奈子の誘いに、珍しいと感じて理央はどきまぎしてしまう。

髪を洗うのに時間がかかるからと、しばらく待ってからバスルームへと向かう。
折りたたみ式のドアを開けると、加奈子は既に湯船に浸かっていた。
髪の毛を高い位置で団子にし、腕を湯で撫でている最中だった。


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