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オンナ狂 神谷鉄平
【OL/お姉さん 官能小説】

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パートナーシップ-7

美羽が愉快そうな顔をしながら話す。
「いやね、昨日鉄平くんに電話があった時にハァハァしながら私も腹筋で変な声出してたから、絶対勘違いされてるって鉄平くんが言ったたんですよー。」
「え?腹筋…?」
「そう。実は昨日ね、アポ無しで鉄平くんが来て、初めは追い返そうと思ったんだけど、ちょうど企画見てフェミニンマインドさんに興味を持ってたし、それに普通スーツとか着てくるもんだと思うんだけど、トレーニングウェア姿で来てねー。何か面白い人だなって思ってさー。」
「あの時間、ワークアウトで社内を走ったりしてるの、前に読んだインタビューに書いてあったんで、走りながら話を聞いて貰おうかなって思って!」
「フフフ、でも何か怪しいなーって思って断ったんだけど、なかなか引かなくてねー。だから私のトレーニングについてこれたら最後に話を聞くって事になって、ちょうど腹筋してるとこに都姫さんから電話があったんですよー。」
「そうだったんですか…」
「はい。そしたら鉄平くんが、都姫さんは絶対私達がエッチしてるって勘違いしたって言って。明日会社に言ったらちゃんと誤解解いておいてって言ったんだけど、話してなかったのねー。」
「忘れてました。アハハ!」
絶対わざと黙ってたんだ、都姫はそう思った。
「で、結局腹筋で私の方がくたばっちゃって、話を聞く事にしたんですが、もうそんな勝敗なんかどーでも良くなっちゃって。鉄平くんと走ったりトレーニングしたり、物凄く楽しくて。私、ワークアウトしながら1人で会社の事考えたり悩んだりしてたから、誰かとおしゃべりしながらワークアウトするのがこんなに楽しいモノなんだなって。それから約束通り鉄平くんの話を聞いて、工事と資材に困ってると言う話をされて、攻める30代の企画で興味も持ってたし、ラインも余裕があったから依頼を受けようかなって。でも最後は鉄平くんの一言、『フェミニンマインドはマンダーアーマー社と楽しく伴走できる会社ですよ?』が決め手だったかなー。そんな企業を率いる都姫さんに俄然興味が湧いて来て、是非お会いしたいと思ったんですよー。」
ここに呼ばれた経緯を聞いてようやく釈然とした。
「で、では本当に協力していただける…と。」
不安そうな目で見つめる都姫に、清々しい笑みを浮かべる美羽。
「はい。是非♩」
その言葉を聞いた瞬間、昨日から抱えていた大きな重圧がようやく肩から降りたような気がした。
「良かった…。ありがとう、ありがとうございます…」
そう震える声で言うと、都姫は人目も憚らず、泣き出してしまった。その重圧を良く知っている美羽は、年上の都姫の体を抱き締めた。


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