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オンナ狂 神谷鉄平
【OL/お姉さん 官能小説】

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パートナーシップ-10

時間は日付の変わった12時半。ようやく量産体制の準備が終わった。深夜だと言うのに美羽もズームでオンラインで打ち合わせにずっと付き合ってくれた。
最後都姫は誠心誠意を込めて感謝の言葉を述べ、美羽はフェミニンマインドのスタッフを労った。

「じゃあ都姫さん、鉄平くん、またトレーニング一緒にしましょうね!私はそろそろ彼氏がしびれを切らしてるから帰るわ♪」
「はい。本当にありがとうございました!」
頭を深々と下げる都姫に画面に手を振ってズームを終えた。
「ふー、見え透いた嘘を吐いちゃった!アハハ!」
美羽に彼氏はいない。美羽にとって恋愛や結婚はまだ先の話、まずは会社が一番だ。
「あー、セックスしたい…」
ふと呟いた美羽だが、それは本音だ。仕事に燃える美羽だが、セックスは好きだ。ここ3年はセックスする機会はないが、毎日毎日欲求不満を抱えながら仕事をしている。
「鉄平くんとヤッとけば良かったかなー♪何か大きそうだし♪」
ウェアの股間の膨らみ具合からいいイチモツを持っているであろう事には気付いていた。密かにチラチラ見て汗をかきながら性器も少し濡らしていた。
「でもあの2人は…ねぇ♪」
美羽は都姫と鉄平がヤッている妄想をしてしまう。
「ああん、エッチな気分になってきちゃった…。早く帰ってオナニーしよっと…。」
美羽は片付けマンションへと向かう。

一方フェミニンマインドのオフィスも1人、また1人とスタッフが帰宅する。鉄平は30分ほど前に彰&萌香ペアと一緒にオフィスを後にした。最後は都姫と夕梨花が残ったが、戸締りしていくからと言う夕梨花の言葉に甘えて一足早くオフィスを出た。会社から出るとすぐに鉄平からLINEが来た。すぐ近くのコンビニにいるとの事だった。都姫はコンビニに向かう。コンビニの前でタバコを吸っている鉄平を見つけた。何故か知らないがホッとした気持ちになったのは自分でも説明がつかなかった。知らず知らずのうちに早足になっている事にも気づかない。都姫を見つけた鉄平は軽く手を振った。今から体を好きにされる相手に、まるで恋人との待ち合わせのように胸を膨らませる自分に気づかないふりをしながら鉄平の目の前に立つ。
「お待たせ…」
鉄平はタバコを消してニコッと笑う。
「じゃ、タクシー拾おいましょうか。」
鉄平と都姫は駅まで行きタクシーに乗る。
(セックス…、今からセックス…)
都姫はそれを強く意識してしまいながら鉄平の隣に座っていた。


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